浦レポ by 浦和フットボール通信

マチェイ・スコルジャ監督が「優先順位で2番目」とした天皇杯で、重要視することとは

(Report by 河合貴子)

初戦は、関西大学との一戦

「ACLにつながる最短の道」とマチェイ・スコルジャ監督は、襟を正して言った。そして「この大会で成功をしたい。この大会でも1試合、1試合しっかりと準備をして挑みたい。私にとってもクラブにとっても優先順位で2番目にくる大会だと思っている」と身を引き締めていた。

いよいよ、今シーズンの天皇杯が始まる。2回戦から登場する浦和の相手は、部員約170名も抱えサンフレッチェ広島の荒木選手やヴィッセル神戸の前川選手などを輩出している関西の名門の1つである関西大学体育サッカー部だ。すでに来シーズンから湘南ベルマーレの加入が内定し、特別指定選手としてJリーグデビューを果たした高橋直也選手も所属している。

スコルジャ監督は「日本の大学サッカーのレベルは非常に高い。選手たちが、全体的にしっかりと教育を受けていることもある。日本のプロサッカー界には多くの大卒の選手がいる。このような状況は、私の人生でも初めてだ」と驚いていた。

そして、1発勝負の天皇杯で関西大学との対戦で『most important』とスコルジャ監督が険しい表情をしたのは、浦和の選手たちのメンタル部分であった。「重要なのは、このような大会でメンタルのところで相手を見下さないことが大事だ。大学との試合だという考え方で挑んではいけない。決勝に向かっていく道のりの中での試合だと認識して、自分たちの努力を怠らないようにしないといけない」と話した。

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