鹿島との激闘を終えて、選手たちからは勝てなかった悔しさがあふれていた【試合取材後記 今日のミックスゾーンから】
(Report by 河合貴子)
痛み分けで終わった試合のミックスゾーンにはカレーライスの香りが
台風第2号の影響を受けて日本各地で爪痕を残し、埼玉県内でも深刻な状況下であった。心より水害被害にあわれた方々のお見舞いを申し上げます。この豪雨から2日、穏やかな日曜日の午後であったが、埼玉スタジアムは浦和を愛する人々とともに赤く燃えていた。
浦和は、7連戦の5試合目を7試合無敗と波に乗る宿敵の鹿島と対決。前節から1週間も空き、しっかりと準備をして挑んできた鹿島とはコンディション面の差は歴然していた。
前半は、途中からブライアン・リンセン選手と興梠信三選手の2トップにシステム変更をしたが、出足の速いフレッシュな鹿島に主導権を握られ、本当に浦和は良く耐えた。後半に岩尾憲選手を投入し、興梠選手の1トップへといつもの形に戻して攻撃のリズムを作り出していったが、なかなか決定機を作り出せない。しかし、ワンチャンスで決めきる力があれば、勝てた試合でもあった。それは、鹿島側にも言えることだ。結局、決着がつかず、スコアレスドローの痛み分けとなった。
アディショナルタイムに、荻原拓也選手のクロスに合わせたホセ・カンテ選手のヘディングシュートが決まっていたら・・・。苦々しい思いで記者会見場へと向かった。
(残り 1317文字/全文: 1857文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ