【コラム】浦和レッズの劇的な進化。攻守のプレー傾向の変化を再確認【島崎英純】

©Takehiko Noguchi
主軸の固定化
浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグ(以下、ACL)のノックアウトステージを見事に勝ち抜いて来年2月に開催される決勝への進出を決めた。ラウンド16と準々決勝で相まみえたジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)とBGパトゥム・ユナイテッド(タイ)は東アジア全体のプレーレベルが格段に高まっていることを示す好チームだった。そして準決勝の全北現代戦(韓国)はまさに激闘で、延長戦を含めた120分間で先制、同点、逆転、そして再び同点というシーソーゲームを繰り広げた末にPK戦で決着と、東アジアのナンバー1を決めるのに相応しい、素晴らしいゲーム内容だった。
浦和のチーム成績は6月上旬から中旬にかけてのシーズン中断期間を境に格段に向上している。6月18日に再開されてからのJリーグ、天皇杯、YBCルヴァンカップ、ACLの各公式戦の総合成績は10勝3分2敗。敗戦したのはJ2のザスパクサツ群馬と対戦した天皇杯3回戦(●0-1)、そして過密日程の中での3連戦第2戦のJリーグ第24節・名古屋グランパス戦(●0-3)である。天皇杯でジャイアントキリングされたのは反省しなければならないが、名古屋戦の敗戦に関してはターンオーバー的布陣で臨んだ点を考慮すべきでもある。
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