★無料記事/Jリーグ第2節・ガンバ大阪戦試合結果 監督・選手コメント抜粋(2011/7/2)

Jリーグ ディビジョン1 第2節

2011年07月02日(土) 18:03 KICK OFF

会場 埼玉スタジアム2002 観衆 42,331人 天候 主審 家本 政明
浦和レッズ ガンバ大阪
1 0 前半 0 1
1 後半 1
得点
77分 原口元気 56分 宇佐美貴史
選手交代
66分 山田暢久→山田直輝

76分 鈴木啓太→柏木陽介

76分 原一樹→マゾーラ

68分 平井将生→佐々木勇人

79分 二川孝広→高木和道

84分 佐々木勇人→金 承龍

警告
58分 宇佐美貴史

61分 加地亮

81分 イ グノ

退場
選手
18 加藤順大 GK 1 藤ヶ谷陽介
5 高橋峻希

4 スピラノビッチ

17 永田充

14 平川忠亮

DF 21 加地亮

2 中澤聡太

5 山口智

6 下平匠

13 鈴木啓太

6 山田暢久

24 原口元気

10 マルシオ リシャルデス

MF 7 遠藤保仁

23 武井択也

10 二川孝広

11 宇佐美貴史

21 原一樹

11 田中達也

FW 14 平井将生

22 イ グノ

1 山岸範宏

3 宇賀神友弥

27 小島秀仁

8 柏木陽介

22 山田直輝

7 梅崎司

29 マゾーラ

SUB 29 木村敦志

4 高木和道

30 内田達也

8 佐々木勇人

13 金 承龍

25 横谷繁

16 大塚翔平

20 シュート 13
6 GK 23
2 CK 2
11 直接FK 11
5 間接FK 1
0 PK 0

試合後監督コメント

浦和レッズ ゼリコ・ペトロヴィッチ監督

○試合について

全体を通して、非常に素晴らしい試合だったと思います。前半、ガンバ大阪の方がボールを支配して、ボールキープ率も高かったです。しかし、その中でチャンスの数でいえば、自分達の方が4,5本、大きなチャンスがあったと思います。ガンバは全体の中で1本か2本だったと思います。

そして、後半に入って、0-1と先制されましたが、自分達はなんとか1-1に追いついて、そのあとはものすごく素晴らしい試合をし、外からみていてまるでバルセロナがプレーしているような気持ちになったほど、素晴らしい試合をしていたと思います。ただし、自分達は浦和レッズでした。

自分達の選手のコンディションが非常に高く、メディカルスタッフとの相談の中、非常に選手達のコンディションを常に上げていくという取り組みがこういった形で、後半のような落ちない状況になっているかと思います。後半、13本くらい、大きなチャンスを作ったということは非常にポジティブに考えられますが、そこで決めきれなかったというのは非常に残念です。

その中でも後半、加藤が、ガンバが0-2にできるチャンスがあったところをしっかりセービングして、0-1で残ったということが1-1にすることにつながったと思います。選手たちには浦和レッズでプレーするためには全力を尽くせ、全てを出し切れと指導していて、今日のような試合でそれが見れたということは選手達をほめたいと思います。

今日の試合のような戦い方は、本物の侍魂を見ることができたと思います。特に高橋峻希や原口元気といった若い選手が全力を出してチームのために働いた、また、田中達也だったりマルシオも倒れる直前までチームのために戦った、そういったところを見ると自分はとても誇らしく思います。ただし、皆さんも試合を見てわかったと思いますが、どうして勝てなかったという質問には、今日は答えられません。

○質疑応答

Q:原口選手のどこが素晴らしいか?

A:彼は非常にタレント性のある選手ということだけをお伝えします。いいところを伝えてしまうと、他の選手がダメなのかということになると困ります。彼の未来は明るく、ヨーロッパに2、3年後に行く選手だと思います。非常に技術が高く、パワーがあり、スピードに乗ってもコントロールを失わない、スピード感のある選手だと思います。ただし、宇佐美選手も非常に良い試合をしていたと思います。彼も非常に高いテクニックを持っています。ただし、私の考えでは原口が一番です。

ガンバ大阪 西野朗監督

○試合について

数試合の中で全体的に、体もボールの動きも重くて、テンポが良くなかったです。浦和の圧力を受けての戦いになって、なかなか我々のスタイルが出せなかった。ディフェンシブな状態になると、ラスト20分のような戦いになってしまう。そこからり替えて、自分達のペースにするのかというところできっかけをつかめませんでした。

先制し、そのあともチャンスがありましたが、追加点を奪えず、厳しい試合になることを予想していた。途中、高木を入れて後ろに重心を置こうとする矢先に同点にされてしまった。これで、主導権を握るのが難しくなり、5バック気味にしてカウンターを狙わせたが、耐えきれず最後は浦和の猛攻になった。結果はなんとか勝点1を取ったゲームでした。

Q:宇佐美選手、原口選手が点を取ったが、2人のプレーをどう思うか?また首位戦線が名古屋が引き分けたことにより接戦になっているが、抜け出すにはどうすればいいのか?

A:2人はこれから日本サッカー界を引っ張っていくオフェンシブな選手であることは間違いないし、互いに刺激し合って、今日も戦前から意識した中でピッチにいたと思うし、取ったら取り返そうという気持ちも感じたし、アグレッシブに競い合っている感じがします。我々は戦力として失うわけだが、大きな可能性を持って積み上げていってほしいです。

首位戦線については、どういう戦いを毎試合していくか、我々も浦和も主軸となる選手を失い、反発力のなかでやれていると思いますが、これからは変化して戦わないといけないと思うし、いろいろ難しいポイントになるなと思っています。色々と模索している段階だし、トライして、現有戦力の力をいかに引き上げいくかがこれからの勝負。混沌として面白いリーグ戦になっていると思いますが、抜け出す秘策をみんなで探っていきたいです。

浦和フットボール通信より一部引用。全文はリンク先でご覧下さい。

選手コメント

▼柏木陽介選手

(動く選手達とのプレーが一番ピッチで表現できたのでは?)

相手が疲れている状況やったし、相手もどっちも勝ちにいかなければいけない状況やったんで、自分がああいうプレーできるのは当たり前だったと思うし、それ以上のことはない。

(得点の場面ではボール触ってからエリア内に入ってDFをひきつけた)

それもあったと思うけど、別に個人的にはいいプレーしたと思ってないし、ちょっと時間が短かったなという感じ。ただ、チーム、自分が入ってから点取れたというのはすごいポジティブに考えていいと思うし、これから前向きにやっていくだけなんで、特に今日がどうやったっていうのは自分の中で評価したくないし、一試合出てどれだけできるかってのは自分で評価したいから、また試合でれる為にいい準備をしていきたいなっていう、それだけです。

(やってる感触的には今日の終盤のメンバーは)

オレは楽しかったです。しっかりボールも回せていたし、ワンタッチで簡単にはたきながらみんな動いてって流動的にできてたんで、それはすごいよかったなと思うし、元気とか直輝とかやっぱり、自分のやりたいサッカーと合っているっていうのはあるし、それでいい感じで崩せて、またチャンスになればいいなとは思います。

(完成度が高まっていけばパスもドリブルもあるサッカーに)

はい、そうですね、そうなればいいかなと思います。

▼山田直輝選手

(前半はガンバにボールを持たせていたのか)

持たせている感じというよりは、ガンバが人数をかけて前にボールを運んできていたので、カウンターでのチャンスが多いなと思ってたんですけど。

前半にそのカウンターで1点取れていればまた違う試合内容になっていたかなと思いますけど。前半は相手がボール回している中、失点しなかったというのは良かったと思います。

(次のチームはまたタイプの違うタイプになるが)

今日も後半は相手が後ろに枚数をかけて受け身になっている中でもチャンスがたくさん作れたんで、多分次の試合そういう場面が多いと思うんで、今日みたいにボールを動かしてゴール前にボールをたくさん運べたらおのずとチャンスはあると思うんで、次は誰でもいいから点をたくさん入れて勝ちたいと思います。

▼原口元気選手

ほんとにヘディングシュートで決めたことないから、自分でびっくりです。

(峻希からのクロスは見えていたか)

きそうかなとは思っていました。峻希が結構いいボールを前半からあげていたんで、中の選手が決めなきゃなと思っていたんで、決めれて良かったなと思います。

(すごい分厚く当たった感じがするが)

はい、ヘディングシュートするのすごい嬉しいです。

(相手の加地選手が気付いてないと思っていたか)

ヘディングっていうイメージがないからたぶん警戒されていなかったと思う。うまくスルスルって入って行けたんで、うまくヘディングできて良かったです。

(宇佐見選手が先に点を取って自分もという意識があったか)

そうですね、正直このまま終わんねーぞと思いました。

(その後の戦いも楽しかったのでは)

直輝入って陽介君入って、3人でトライアングルで回してる時とか、なんか久しぶりにサッカー楽しいなというか、こういうフィーリングがあってくればやっぱり楽しいサッカーできるなって思いました。

(ガンバが引き気味になった)

あれだけ支配できれば、相手チームも引かざるをえないと思うので、ああいうサッカーが理想です。

▼平川忠亮選手

(今のパスサッカーでガンバを内容では圧倒した)

90分通してウチのサッカーできたし、その中で後半は目に見えるぐらい相手に脅威を与えていたと思うし、今日の1試合というより、名古屋含めて福岡からウチの形ができてきたかなっていう。毎試合やってるサッカー違うんじゃなくて、やっぱりきっちり守ったところから早い段階で前線に当てて、それからどんどん仕掛けて行くっていう。あれだけ仕掛けられたら向こうも防ぎきれないシーンもいっぱいあったし、まぁこれを続けて行くしかないし、引き分けですけどまぁまぁ自信持っていいと思うし、次に繋がる試合ができたと思います。

(連戦の引き分けとはチームの雰囲気は違っていい雰囲気か)

みんなも自信持ってやっているし、ただ勝ちきれなかった悔しさっていうのは持っているから、まだまだ満足していないっていう姿も前を向いているし、まだまだ良くなっていく、伸びしろあるなって思うんでとにかく続けていきたいし、次がこれで山形でだらしない試合したらもったいないんで、きっちりいい試合して勝って帰ってきたいと思います。

(今の原口は頼もしいか)

どんどん仕掛けていって欲しいし、後ろがサポートしているから、取られてもいくらでもいってほしい。それだけ価値のあるプレーしているから今、もうどんどんいってほしいです。

(今の流動的なサッカーは、ここ2年浦和が目指していたものが期せずしてピッチに表れているようにも見えるが)

そうですね・・・でもフィンケさんの時はそれに偏っちゃって、パスして動くっていうだけで誰も仕掛けない、みんなパス、パス、で動いているけどなかなか打開できないっていう中で、パスして動いている中で、その中で誰かが仕掛けていく、っていうのがあるとまた、いい味が出ていると思うし、いろんな形があると思うし、元気だけじゃなくていろんな選手がこれからいい形で仕掛けてくれると思うんで、サポートしてやりたいと思います。

(あとは浮上していくだけか)

簡単じゃないと思いますけど、とにかくまずは次の山形キッチリ勝って、いい試合して帰ってきたいと思います。

▼永田充選手

(内容は良かったのでは)

内容はいいと思うけど勝ててないんで、僕はそのへん、もっと結果にこだわった方がいいと思うんですけど。でもいい試合をしているんで、これを続けるしかないんで次必ず勝つようにしたいです。

(戦前のガンバの印象とやってみた感触に違いは?少し中盤が前に人数をかけてこなかった印象も)

前半なんか、すごく流動的に動いていたんで付きづらかったですけど、あれを90分やるのは向こうも無理だと思うんで、そこの時間帯はすごく集中しました。

でも何回かやられてもおかしくない場面がありましたし、そこは修正しなければいけないかなと思います。

(ディフェンスライン4枚が固まったが、特徴や)

ちょっと前からわかってはいましたけど、コンビネーションとかカバーとか、その辺がうまくいきだしたのかなと思います。

スピラとは、あいつヘディング強いですし、カバーとかもそんな深めに取らなくても勝てるんで、お互いの信頼関係みたいなのはできてきたと思います。

(平川のプレーについて)

平川さんすごいリスクマネジメントきっちりしてますし、危機察知能力もすごい高いですし、危ないところにやっぱりいてくれる、僕が言わなくても自分が動いていてくれるんで、すごい助かります。

(後半最後20分は見ていて楽しかったが)

決まってないんで、僕らは結構イライラしていました。マゾーラなんかけっこうあったんで(笑)でもそんなこと言ってもしょうがないんで。

(セットプレー改善について)

みんな集中してついてました。(練習の成果?)練習って言ってもセットプレーは個人とこの勝負なんで、別にチームとしてどうこうやるわけじゃないんで。個人としてついているマークに対してどんだけ厳しくいけるかだと思うんで、その辺の意識が高くなったのは、なったかもしれないですね。

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