★無料記事/ヤマザキナビスコカップ準決勝・ガンバ大阪戦試合結果 監督会見・選手コメント抜粋(2011/10/9)

ヤマザキナビスコカップ準決勝2011年10月09日(日) 17:00 KICK OFF
会場 埼玉スタジアム2002 観衆 23,879人 天候 主審 松尾一
浦和レッズ ガンバ大阪
2 2 前半 0 1
0 後半 1
得点
21分 梅崎司38分 エスクデロ セルヒオ 90+2 分 大塚翔平
選手交代
72分 柏木陽介→小島秀仁82分 デスポトビッチ→高崎寛之

89分 鈴木啓太→山田暢久

HT 高木和道→大塚翔平70分 二川孝広→平井将生

80分 アフォンソ→川西翔太

警告
73分 山口智
退場
選手
18 加藤順大 GK  1 藤ヶ谷陽介
3 宇賀神友弥26 濱田水輝

17 永田充

12 野田紘史

DF 4 高木和道2 中澤聡太

5 山口智

6 下平匠

13 鈴木啓太8 柏木陽介

7 梅崎司

10 マルシオ リシャルデス

 

MF 27 橋本英郎23 武井択也

8 佐々木勇人

10 二川孝広

 

15 エスクデロ セルヒオ31 デスポトビッチ FW  9 ラフィーニャ33 アフォンソ

 

1 山岸範宏28 岡本拓也

6 山田暢久

27 小島秀仁

23 青山隼

16 高崎寛之

21 原一樹

SUB 29 木村敦志3 金 正也

15 藤春廣輝

25 横谷繁

14 平井将生

16 大塚翔平

18 川西翔太

 

18 シュート 9
9 GK 11
4 CK 3
14 直接FK 12
3 間接FK 0
0 PK 0

試合後監督コメント

浦和レッズ ゼリコ・ペトロヴィッチ監督

○試合について

まずはじめに、今日の素晴らしい夜を演出してくれた選手たちに称賛を与えたい、それから『ありがとう』という言葉を選手たちに捧げたいと思います。試合の内容については自分が話をするまでもなく、皆さんも分かると思いますので何も言いません。自分の監督のキャリアの中でも、ものすごく大きな1日だったと思います。

○質疑応答

【Q】この2試合、代表選手を欠き、怪我人も多い中で、サッカーの内容はすごく良くなっていると思います。決勝戦に出たこと以外にチームの収穫はありますか?

【A】チームとして一番の収穫に値すると思うことは、前線の選手にボールが収まっているところ。そこで、過去2試合であれば、ランコとセルヒオ、その2人のキープ率がすごく高い。それによって梅崎、原口元気、山田直輝らの選手たちが伸び伸びと動けてボールを貰える。特に前の、相手の陣内でボールを貰える、そうすると相手は怖がってラインを下げてしまう。そうすると自分たちは前からサッカーができて、もっともっと多彩な攻撃ができることにつながっている、それが一番の収穫だと思います。先週、怪我人だったり代表で選手が居なかったですが、永田はずっと出ていますし、梅崎、野田、加藤が初めて出る時であったり、小島秀仁だったり濱田だったり、自分は選手が出られる時期だと思ったら自信を持って使えると。その中で選手それぞれが非常に強いスピリットを出してくれたのが嬉しい。常に自分の決定、自分のやることは浦和レッズのために良いことをやろうとしています。自分のためにではありません。自分は3年間選手としてここでプレーしてきました。その間でも自分を犠牲にして自分は浦和レッズのために全力を尽くしました。それは指導者になっても変わりません、浦和レッズのために監督として全てを捧げると。それだけです。

ガンバ大阪 西野朗監督

○試合について

準々決勝の戦いと同じような、前半あまり機能せず、後半、少しエンジンがかかってリズムを取り戻せるという、今日もそういうゲームの流れで。前半が少しテンポアップできなかった、自分たちのリズムの中でゲームを進められなかったということが。レッズの良さも非常に感じるんですけど、それ以上に自分たちのアクションサッカーがまったく見られなかったということになったと。最後まで取りにいく姿勢は非常によかったと思うんですけど、なかなか攻めの形というか、単調な攻めで、自分たちからポゼッションして仕掛けていくということが、終盤は少しできましたが、自分たちのサッカーが出来なかったことがとにかく残念です。

【Q】前半、自分たちのサッカーができなかった要因

【A】自分たちのスタイルというのは、動きをつけてボールを動かしたうえでリズムを作り出せて、そのうえで攻撃のポイントを常に見つけながら攻撃していく。まず自分たちからそういうアクションを起こしていく動きが、ほとんどなかったですね。なかったというかレッズのプレスや推進力に少しおされた序盤があって、流れが非常に良くないないという感じはしてたんで、単調なロングフィードを多用することにならずに、多少のプレスでもボールを動かしてポゼッションをしていくこと、それを前半の中盤から伝えていたんですけど。

中盤のボックスの4人の距離間が少し悪かったというのもありますし。ラフィーニャが最近収まらないんですよね。プレスを受けているということもあるんですけど。前線を使ってのポゼッション、横のポゼッションはできても縦を使ったポゼッションはなかなかとれない。アタッキングサードにほとんど行けなかった前半だったと思うので。それはやはり、敵エンドでボールを保持するということが、ガンバのリズムというか攻撃のスイッチを入れる、そういう瞬間がなかなかできなかった。ボランチの橋本も今日は序盤ボールに絡んでいくことも少なかったし、中盤の4人の選手がベースの動きを取れなかったですね。

浦和フットボール通信より一部引用。全文はリンク先でご覧下さい。

選手コメント

▼柏木陽介選手

チームとして本当にいいサッカーだったなと思うし、いい入りできたから良かったです。前日から負ける気はなかったし、勝つっていう自信はあったんで、そん中で勝てて本当に良かったです。

(自身のプレーは)

いや、今日は本当に大して何にもしていない。チームとして勝てたってのが一番なので、それだけです。

(梅崎選手のゴールがチームに勢いが)

そうですね、あの後もシュート撃ち過ぎてたんで、シュート撃ち過ぎやってちょっと怒ったんですけど、あれでパスもできるようになったらもっと最高だと思いますけど。それはウメ本人にも言いました。

(その勢いをチームとしてリーグ戦に)

今の事を続けていけばまったく問題ないんで、リーグでも上位にいるっていう気持ちを持つってことも大事なのかなというか。今、下だから危ないっていう気持ちじゃなくて、自分たちが上位だからちょっと余裕を持ってプレーするっていう気持ちを、どうにかそういう気持ちに切り替えてやっていけたらと思います。

(それがカップ戦で得られた収穫か)

逆にメンバーいろいろ抜けたりしてそん中で、出た選手が結果を出して、すごい良い循環になっていると思いますし、今、雰囲気良くすごい出来ているんで、このままいい雰囲気を持ってプレーしていけたらいいなと。元気が帰ってきても元気が出る場所が無いっていうぐらい、今それぐらいのチーム作りができていると思うから、このままの勢いで、天皇杯一試合挟みますけどやっていけたらいいなと思います。

▼エスクデロ・セルヒオ選手

(いつも以上にシンプルにパスが出ていた)

こないだのセレッソ戦からそれは出来ていた。やっぱり1人が出したら動くって、しかもダイレクトで繋げられるっていうのがすごい大きいし、何が一番いいかって言ったら、今ミスしても誰も文句言わないんで、別にミスは出るっていうのを理解しながら、ミスした後にみんなが切り替える、ミスしたから文句言うんじゃなくて、ミスしたからこそみんなで切り替えてみんなでそのボールをまた奪ってやるって気持ちでやっているので、だからああやってダイレクトのボールをどんどん繋げるようになっているし、恐れなくパンと当てて出て行ってというのが出来ているので、それはすごくチームとしてもいいことなので。これがどんどん良く、ナビスコのホームの大宮戦からどんどん良くなってきていて、清水で落ちたり鹿島で耐えたり、また強いチーム二つに勝てたので、ただこれで満足したら本当に駄目なので、次の天皇杯も今日以上の気持ちで戦って、1点取れれば2点、2点取れれば3点ってそういうチームになれるようにして、天皇杯でしっかり勝って大宮戦で今日みたいに前半からアグレッシブに負ける事を一切考えずに勝つ事だけを考えてやっていければ勝利は見えてくると思う。

▼野田紘史選手

(ここ数試合ディフェンスライン4枚での連携やカバーの入り方がしっかりしてきたように見えるが、これは試合を重ねた事でか)

日頃からずっと練習でやってきてますし、カバーっていうのは個人の意識でもできるレベルにあるプレーだと思うので、まずは個人の意識だったりそういうのを発揮すれば、全然出来る問題だと思うので、それをもっといいものにしていく、声だして同じ時間を重ねていけば、こうやって試合でやっていけば、もっともっといいプレーも多分出来ると思う。

(スライディングなど、気持ちを前面に押し出すプレーがチーム全体として出来ていたようだが)

みんなすごい守備に対する意識も高いし、絶対にいい守備がいい攻撃になると思うので、今日であったらみんながコンパクトにしていいボールの奪い方すればいい攻撃ができる、で、前の2トップがすごくボール収めてくれているので、後ろのラインも上げ易いし、そういった意味で全体のバランスっていうのがすごくいいかなと思います。

(2トップとサイドの守備も良くなったと思うが)

そうですね、そういった意味では本当に全体、縦横のラインのコンパクトさ、距離感っていうのがすごく今いいので、誰か1人が頑張るんじゃなくて、今チーム全体で出来ているっていうのが結果にでているんじゃないかなと思います。

(梅崎の活躍を野田選手もとても喜んでいるように見えるが)

やっぱりなかなか試合に絡めていなかったし、こうやってサテライトで一緒にやってて、一緒に試合に出れてこういう勝ちを一緒に喜べるっていうのはすごい嬉しいですし、前で見てウメのキレであったり、敵にしたらすごい脅威だろうなと思ってやっていました。

▼梅崎司選手

(楽しくサッカーできたのでは)

すごく楽しかったです。やっぱりイメージを共有できる選手といい絡みが何度も出来ましたし、攻守において本当にセレッソ戦同様に戦えていましたし、みんなが一つになってみんながカバーし合う気持ち、すごいあって、本当に楽しくサッカーできました。

(完全復活という感じか、それとも新しい自分か)

完全復活とは思っていないです。もっともっとうまくなりたいし、今日もすごい課題がたくさん出ていたので、後半。純粋にもっとうまくなりたい、自分を高めていきたいっていう気持ちです。

(柏木がシュート撃ち過ぎと怒っておいたと言っていたが)

はい、反省しています。なんかいける気がしていたので、今日は。でも後半特に疲れもあったかもしれないですけど、しっかり踏み込んでシュート撃てないシーンとか。まぁ自分の形なんですけど、そこをもう一個深くまで行ったりとか、他の空いている選手を使ったりとか、リードしていたわけなんで、そこをもっともっと、自分の行きたいっていう気持ちだけじゃなくて、状況も考えながらできたらもっともっと良くなるんじゃないかなと思います。

浦和フットボール通信より一部引用。全文はリンク先でご覧下さい。

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