【島崎英純】2011Jリーグ第2節・G大阪戦レビュー(2011/7/3)
マンツーマンでガンバを抑えに行った浦和
エキサイティングなゲームだった。
浦和レッズ、ガンバ大阪ともに4-4-2のフォーメーションでスタートした。だがG大阪の場合はノーマルな形をピッチ上で変化させるチームだ。2トップのイ・グノと平井将生は頻繁に浦和バックラインの裏を取ろうとするし、サイドMFの宇佐美貴史と二川孝広は一定のエリアに定位などせず、左右と中央にポジションを移してくる。そしてボランチの遠藤保仁は機を見てスルスルと攻め上がって決定的な仕事をする。そんなチームに、浦和はどう対峙したのか。
浦和は守備面ではある程度のマンマーキングが徹底されていた。相手2トップにはセンターバックのマシュー・スピラノビッチと永田充が付き、G大阪のサイドMFには高橋峻希と平川忠亮の両サイドバックがマークした。
高橋と平川はかなり徹底したマンマーキングを行っていた。平川に聞いた。
「宇佐美と二川に俺と峻希が付くことは決められていた。ベタ付きというわけじゃないけど、ある程度のところまでは追ってプレッシャーをかける。ただあのふたりはポジションをかなりチェンジさせるので、最終的には受け渡すようにマークしたんですけど、峻希なんかは逆サイドまで宇佐美を追いかけてきたこともありましたね。あれはさすがにヤバイいんですけども(笑)」
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