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#フアンエスナイデル 監督「フィニッシュの精度が不足していた」【試合後コメント】#町田也真人 #片野坂知宏 #清本拓己 #高木駿 (取材:EL GOLAZO)

片野坂知宏監督
ホームで無失点で勝点3を取れたことが、われわれにとってはすごく大事だった。春休みでたくさんの方が応援に来てわれわれの後押しをしてくださった。

千葉さんは本当に攻撃力があり、個としてもクオリティーの高い選手がそろっている相手なので、難しいゲームになるだろうと思っていた。「3-4-2-1」で来るのか「4-3-3」で来るのか、どういうやり方で来るのかが分からなかった中で、メンバー表を見ておそらく「3-4-2-1」でミラーゲームだろうと思い、準備してきたことをトライした。相手にボールを持たれて我慢する時間が長かったが、戦術を確立し、個人の能力も高いチームに対して我慢強く戦えたところは良かった。

前半もそれほど決定機を作らせなかった中で、ラッキーな形で先制点を取れた。千葉さんを相手に先制点を取れたのは、どういう形であろうと大きかった。それにより戦い方もはっきりしてきた。後半は千葉さんもリスクを負って攻めてくるだろうと予想した中で、変化もあり、ボールを持たれても、とにかく我慢強くやっていこうとハーフタイムに選手たちに話した。集中を切らさずにやってくれたと思う。

次の1点が大事だというところで、われわれも交代カードを切り、相手が前がかりになるところを、ひっくり返して得点を重ねたのが勝点3を取れるポイントになったと思う。これまでも途中から出場した選手たちは決定機をたくさん作りながらなかなか得点できなかったのだが、今日は途中出場の選手たちが結果を出してくれて、チーム力の部分でもしっかりやってくれた。

MF 15 清本拓己
(ピッチに入る時の指示は?)まずは守備に追われているので、中締めをしっかりして、そこから前に出ていくように、ということ。そして最終的には決めてこいと言われたので、もうそこしかないと思っていた。ピッチに入ってすぐマルくん(丸谷拓也)から良いホールが来たし、1発目から振り切っていった。本当はあそこで決めたいところだが、ミートしていたし今日はちょっと感触が良いなと感じた。

(伊佐耕平と2枚替えで入り、流れが変わったのは感じていたか?)はい。以前から2人で一緒に出たら面白くなるだろうね、一緒に出たいねと話していたのだが、それが今日だった。伊佐くんはパワーやスピードもあるし、僕はドリブルがあるので、それが重なったらすごい起爆剤になると思っていた。

GK 31 高木駿
今季に入ってからポゼッションや前めのポジションを取ることが自分の中でオーソドックスになっていて、それができているので、いまはそれがいつも通りになっているし、それをやっている方がウチのチームは良い流れを作っていける。後ろから勇気を持って落ち着いて回していれば、徐々に馴染(なじ)んでくる。

「相手は寄せてくるけど、その変化を見ながらポゼッションするんだよ」というメッセージをプレーでも伝えたい。そうすることで、うまく行くことが分かっているので、割り切るところは割り切りながら、今日も自信を持って貫いた。

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