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【本人解説! 今週のこのプレー】VOL.4「谷澤達也~J2第37節・大分トリニータ戦から」(取材・構成:西部謙司)(1,914文字)2014/10/25

 今季ここまでのチームMVPは、中村太亮選手か谷澤達也選手ではないかと個人的には思っています。谷澤選手は得点、アシスト、それに守備面でも貢献しています。自分のプレーを見るのは好きだそうですが、「解説するのは苦手」とか(笑)。

 天才肌というか、感覚的に優れたプレーをする選手です。その場の解決能力が高い。ただ、サッカーの判断は言語を使いません。言葉で考えていたらプレーできない。なので、プレーできても説明が苦手というのはとくに不思議ではありません。今回とりあげた得点シーンは流れるようで、1、2の3でシュートを決めています。まさに手順どおりという印象なのですが、どうだったのでしょうか。

<シーン解説>
 15分、右サイドで町田也真人がキープ。中央には谷澤と大分のDFが1対1の関係になっていて、そこへ町田から浮き球のミドルパスが飛ぶ。谷澤は胸でコントロールして右前へ持ち出し、DFのタックルを外して前進。GKが飛び出して来たところを、すかさず左足アウトサイドでフワリと浮かせたシュートを決めた。


――味方が右サイドで攻撃していて、谷澤さんは中央にいました。このときに考えていたことは?

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