山積する問題点、課題点【島崎英純】2013Jリーグ第34節・セレッソ大阪戦レビュー(2013/12/8)

挑戦的な相手にも浦和は動じなかった

今季限りでクラブを去るセレッソ大阪のレヴィー・クルピ監督は有終の美を飾るべく、これまで指揮官が長きに渡ってチームに浸透させてきた果敢でアグレッシブなスタイルを全面に押し出して浦和レッズに襲い掛かってきた。試合開始当初のシステムは4バックにダブルボランチ、両翼+2トップの4-4-2で、バックラインを高く押し上げつつ、2トップの柿谷曜一朗、杉本健勇、ワイドMFのエジノ、南野拓実の4人が猛烈な前線プレス&チェイスを仕掛けて浦和のビルドアップに食らいつき、ダブルボランチの山口&扇原がバランスを取って中盤スペースをカバーした。ヤマザキナビスコカップ準々決勝第2戦の戦いでは守備的な選択をしたC大阪とは全く別の、本来の彼ららしい躍動感溢れる姿が見られたのだった。

(残り 4761文字/全文: 5106文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »