今回の一戦は非常に大きい、大きい勝利だった【島崎英純】2013Jリーグ第14節・ヴァンフォーレ甲府戦レビュー(2013/7/7)
ガチガチに守備を固めてきた甲府
あえて良い試合だったと評したい。
ヴァンフォーレ甲府は当初の予測通りガチガチに守備を固めてきた。センターバックの青山直晃と土屋征夫は専守防衛で主に1トップの興梠慎三と原口元気にベタ付きしていた。そして甲府はダブルボランチといいながら山本英臣をバックラインに吸収させて彼を柏木陽介の監視役としていたし、サイドバックはセンターバックと横並びになって総計5バックを形成した。またトップ下の羽生直剛は鈴木啓太をマンウォッチするというお決まりの策で浦和の後方ビルドアップを封じようとしていた。本来攻撃的な役目を担う両翼の水野晃樹と柏好文も基本的なタスクは浦和のストッパー・槙野智章&森脇良太のオーバーラップをケアだ。唯一攻撃の全権を負っていたのは最前線の平本一樹だけだったが、彼もまた那須大亮と阿部勇樹のボールポゼッションに食らいつくファーストディフェンスの任を負っていたのだからその徹底ぶりは極まれる。
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