感傷は試合が終わるまで封印すべきだ【島崎英純】2013Jリーグ第34節・セレッソ大阪戦プレビュー(2013/12/6)

チームは明確な結果を得なければならない

浦和レッズの2013年シーズンも残り1試合となった。前節のサガン鳥栖戦で1-4の完敗を喫して優勝の可能性が途絶えた。だが明日のセレッソ大阪戦で勝利すれば自力での3位以内が確定して来季のアジア・チャンピオンズリーグ出場権を得られる。昨季も最終節で名古屋グランパスを破って3位に入りACL出場権を獲得したが、今季もまた同じようなシチュエーションでホーム最終戦を迎えるわけだ。

今季の浦和は何らかのタイトル獲得をクラブ目標に掲げて臨んだが、天皇杯はJ2のモンテディオ山形に敗れ、ヤマザキナビスコカップは決勝で柏レイソルに屈した。サポーターとの公約を果たせなかった責任を、クラブ、現場スタッフは重く受け止めなければならないが、まずは直前のゲームで全力を出し切り、最低限の責務であるACLへの道筋をつけねばならない。これすらも逃すとなれば、すでに続投が決定しているミハイロ・ペトロヴィッチ監督体制3年目のシーズンは早くも一冠を失った状況で戦うことになる。この責任の重みを背負った上で、チームは明確な結果を得なければならない。

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