【FUKUDA’S EYE】2012J1第34節・名古屋グランパス戦 レビュー(2012/12/4)

気持ちの入った好ゲーム

終盤戦、浦和はあまり良い結果を出せずにきたところで、最終節の名古屋戦は多くのサポーターが詰めかけ、気持ちの入ったゲームになったと思う。攻守の切り替えも早く、選手たちの気持ちが前面に出ていた試合になった。そしてそれを助けてくれてのが、名古屋が普段通り試合に臨んでくれたことだ。良くも悪くも名古屋らしい試合をしたと思うし、結果として浦和を助ける方向に進んでいった。お互いに自分たちの持ち味を存分に出せた試合だったと思う。

名古屋はディフェンスに入ると、好き勝手に個で守ろうとするからコンパクトさを保てないし、浦和はその間でボールを受けることができて、チームとしてもリズムが出せた。ボールも比較的繋がり、名古屋は徹底してバイタルエリアを締めるようなこともしないから、浦和らしいサッカーが展開しやすい状態が続いたと思う。浦和は多くのチャンスを作ることもできた。

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