【FUKUDA’S EYE】2012Jリーグディビジョン1第29節・ベガルタ仙台戦 プレビュー(2012/10/19)

チームとしての規律を守る

仙台は変わらぬ戦いを続けている。チームとしての規律を全員が守り、それを90分間やり通す。成績が出ていることで、選手も自信を持って戦っているし、やっていることの基本的な部分は、ほとんど変化していない。一番の特徴は、やはりディフェンスにある。攻撃に関しても、自分たちがボールを保持してアクションを起こしていく、という部分ではなく、しっかりとした守備から良い形でボールを奪って素早く攻めていく形が基本となっている。

守備に関しては、11人がチームで決められた規律を逸脱することなく、ハードワークすることが徹底されている。昨年と比較してラインが高くなっているというようなことが言われてはいるが、目指している方向や基本的な動きは何一つ変わっていない。派手な選手がいる訳ではないが、選手全員がエゴを捨てて、チームのために戦えるし、そうした選手を揃えている。そしてそれが、彼らの一番の強みとなっている。

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