【FUKUDA’S EYE】2012J1第16節・セレッソ大阪戦 プレビュー(2012/6/29)

守備意識が高まり得点の減っているセレッソ

セレッソは昨シーズンのクルピ監督に代わり、セルジオ・ソアレス監督がチームを率いることになった。ここまでのところ、あまり良い結果が出ていない。一つの理由として、思ったように得点を奪えていないことが挙げられる。去年のチームと大きく異なるところは、攻守のバランスの部分だ。去年のチームは、攻撃にかなり重心が傾いていて、超攻撃的な戦い方をしていた。一方でディフェンス面は、何度も数的不利の状況を作られても何とか踏ん張るという形が多く、バランスは悪かった。

もちろんその分、相手に対する攻撃面での圧力は非常に強かったが、今シーズン、ソアレス監督が“バランス”という言葉を多用しながら、攻守両面でのバランスを整えようとしながら戦っている。第14節の広島戦では4失点しているが、昨年と比較すれば大量失点するような試合は間違いなく減ってきている。そして、ソアレス監督の言う“バランス”というのは、守備の改善を指している。

(残り 3068文字/全文: 3489文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »