【FUKUDA’S EYE】2012ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第5節・サガン鳥栖戦 プレビュー(2012/6/4)

自分たちの形を持っているサガン鳥栖

鳥栖は手強い相手だ。鳥栖は今季J1に上がってきたばかりのチームだが、リーグ戦・ナビスコカップともに、ホームではまだ一度も負けていない(サガン鳥栖はホームで6勝3分)。リーグでは前節、ガンバ大阪と対戦して0-2から逆転勝ちするなど勢いを持ったチームであることに間違いないし、チームとして一つの形を持っている。尹晶煥監督のもと、韓国人選手が3人スタメンで起用されながら躍動し、豊田という絶対的なエースが君臨している。激しいディフェンスから、最終的には豊田に対して長いボールを入れ、そのセカンドボールを拾っていくという形が徹底されている。

また、鳥栖のセットプレーは非常に脅威だ。コーナーキック、フリーキックでは藤田が良いキッカーとなっているし、藤田は蹴るだけではなく、飛距離・弾道ともに素晴らしいロングスローを併せ持っている。鳥栖のセットプレーは試合の流れを変えられるだけのものを持っているし、チームとしてやるべき事にまったくブレがない。選手も迷いなくプレーできていると思う。

(残り 2695文字/全文: 3147文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »