関塚 隆監督
ここからはチームとしての質が問われる
「（18日の練習ではメンバーを変更していたが?）だいぶチームがやるべきことは浸透しているし…。まあ、これから考えます（笑）。連戦だからというのは考えていない。一戦一戦。良ければそのまま続けて試合に出す。内容の部分で天皇杯を含めてやるべきことはできているし、この前（前節・北九州戦）も崩しのところまでは行っているけど、そこからもう一つ最後のチャレンジが出ていない。それができないと付け入るスキを与えてしまう。自分が出たい、結果を残したいという選手が（出ている選手以外にも）いるわけだから、みすみす自分でチャンスをつぶしていくようだったら、ほかの選手にチャンスが回ってしまうよということ。1-0で仕留めるというよりも、得点のチャンスではチャレンジしてほしい。それでもシュートで終われないときはみんなでカバーしてボールを奪い返せばいいし、そこを通されたら低い位置から攻撃するということを繰り返さないといけない。（今節の相手・岐阜の印象は?）岐阜さんはタレントが素晴らしい。ラモスさんが監督をやって、勝負に徹する、個々の役割を果たすというメンバーをそろえている。責任感、そこのポジションが何をするかということを強く表せる監督なので。（岐阜は若手の個が伸びている印象だが?）周りの経験者から吸収しているところはあると思う。（岐阜はナザリトの存在の有無で戦い方も変わる?）一番得点を取っているし、そこは大きいと思う。ただ、難波選手もいるし、クレイトン・ドミンゲスも新しく入ってきている。本当に（兄のレアンドロ・ドミンゲスに）似ているし（笑）。蹴り方とか走り方は似ているよね。いまのJクラブはしっかりと自分たちの力を出さないと、どこが勝ってもおかしくないリーグになっている。われわれがしっかりと自分たちの戦いをできるかが大事になる。（涼しくなる季節で大事になるのは?）ここからはチームとしての質が問われる。ここまでシーズンが深まってきて、疲れとかよりもチームとしてやるべきことが大事。涼しくなってくるとどのチームもより組織的にできるわけだから、組織の質やその中での一人ひとりの技術が、ゲームの中で表れてくる。だから、ここからが本当の戦い。（連戦については）1週間のコンディションでしっかりと整えているし、コンディションが悪ければ試合から遠ざかるだけ。状態の良い選手が出ているので、それが悪かったら監督の責任にしておいてください（笑）」

FW 11 森本 貴幸
ボランチの特長を生かせるようなプレーが増えると面白い
「（18日の練習ではメンバーに変更があったが?）やった感じではスムーズだった。（佐藤）勇人くんとナム（・スンウ）のボランチではまた特長が変わってくるので、二人の特長を生かせるようなプレー、シーンが増えていったら面白くなる。（佐藤勇とナムは縦パスを積極的に入れるが?）動き出しとかタイミングとか、しっかりとキープするところはキープするとか、そういう部分を前の選手は高めていかないといけない。前にどんどんパスを出してくれたほうが、こっちも動き甲斐がある。横パスばかりより全然試合の展開も変わってくるし、今日の紅白戦では良いところが出ていた。今日やっている限りでは距離感やサポートは問題なかったし、試合でもそういうシーンが出てくれば面白い形が出てくると思う。（町田が近くにいるとやりやすい?）技術が高いし、ラストパスのセンスもある。動きやすいし、動けば出てくるようなイメージもある。アイツが前を向いて受けられるようなポジションというのは意識している」

MF 28 町田 也真人
最近はファーストタッチがうまくいくことが多い
「（佐藤勇やナム・スンウが入ったメンバーはやりやすい?）やりやすい。（佐藤）勇人さんの場合は結構自分のことをよく見てくれる。勇人さんはサイドを見てサイドに出さず、キュッと（前に出す）パスがすごくうまい。ナムは展開力もあってスルーパスも出せるので、そのときにうまく動き出せればいい。ナムはセンスがすごく良い。（シュートの感覚が向上している?）最近はファーストタッチがうまくいくことが多い。シュートは思いっ切り、何となく入っちゃっている（笑）。何となく入っちゃうときのほうがいいのかもしれない。もちろん、狙っていかないといけないけど。（終盤戦に向けて勢いを付けたい?）（幸野）志有人も勢いを付けられるし、自分もそういう役目でありたい。良い競争相手が入ってくれたので、自分も志有人を見て『ああ、やらなきゃな』と思うこともあった。一緒に出て同じ絵を描いたりもできるし、お互い切磋琢磨できている。順位も下がっているけど、まだあまり勝ち点は離れていないので、勝ち切れるようにしたい。ここからラスト10試合はガーッと行きたい」

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