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【試合後コメント】J2第31節千葉1-3北九州@フクアリ – 関塚監督、森本、オナイウ、幸野、大岩(取材:片村光博)(3,322文字)2014/09/14

関塚 隆監督
相手を崩し切れず、自分たちで崩れていった

「北九州との試合は、われわれが上に行くためには非常に大事な試合だった。この試合で選手たちの力を発揮させられなかったことに対して、僕自身が非常に残念に思うし、サポーター含め皆さんにお詫びしたい。1点取られて相手が守りに入ったところをどうしても崩し切れず、自分たちで崩れていったという試合内容になってしまった。このあたりをもう一度しっかりと、プレーの精度、やるべきこととメンタルのところをもう一度しっかりと鍛え直していきたい。(守備を崩せなかった要因をどのように考えているのか?)相手のブロックが下がったところで引き出すためにミドルシュートだったり、そこからのダイレクトプレーだったり、そのあたりのところでもっと効果的なプレーをやっていかないと、あのブロックというのはなかなか崩せない。非常にブロックが低い中で、後半は再三ミドルシュートとか思い切ったシュートを見せたが、その引き出したところで間で当てて落としてシュートとか、崩しのところのバリエーション、精度というものがもっと欲しかった。(自身の中で、「本当はこうやりたかったができなかった」というのはどのあたりなのか?)あれだけブロックを作られた時にはサイドから侵入していかなきゃいけない。SB、ボランチ、中盤、そしてトップ下なり、トップのプレー、この4枚のところでどういうふうに関係作りをしていくか。このあたりを崩しの中でやりながら、バイタルエリアで前を向けたときにしかけていきたいなというところが両サイドともあった。ただ、前半は左サイドに一方的に偏ったところもあったし、セットプレーでうちが先制できるチャンスも何度かあったが、実らなかった。結局、一つ間を取られてPK、そして終了間際のセットプレーというところで、なかなか難しい試合になったが、そこでの我慢強さ、粘りとそこから得点をどういう形で取れるか。その両方をメンタル面、技術的な精度も含めてやっていかないといけない。今日はそういう相手だった。(オナイウが途中出場でJリーグ初得点を挙げたが?)真ん中で前に2トップで付けたほうが相手のところを崩しやすいかなと思ったが、まずは僕自身、動きで枚数をはがしていきたいという狙いで(1トップで)スタートした。でも結果的には2トップにしたほうがよかったのかなと思った。(メンタルの話が出たが、それは試合の中での失点シーンやその後の姿勢などのことか?)いろんな面での平常心というか、そういうところでいかに戦っていけるか。ファウルや少し余計なイエローカードをもらうケースもあった。少しみんなが、『今日は勝たなきゃいけない』という焦りがどうしても先制された後に出てきてしまった。そこは鍛え直すというか、日頃のトレーニングの中からやっていかなければいけないものだと思う」

FW 11 森本 貴幸
向こうの形にハマってしまった

「北九州が引いて完全にブロックを作って守ってくるのは分かっていたので、先制点は絶対に取られたくないと思ってやっていた。ああいう形で、PKで先制点を取られて、そこからうまく向こうの形にハマってしまった。向こうのブロックを崩し切れず、カウンターからやられたりした。うまくハマってしまったかなという気はしている。ボールを持てる時間はすごく多かったので、そこでワンツーや一人かわしたりというシーンをもっと増やしていけたらいいと思っていた。後半はミドルシュートも増えたし、攻める時間も長かったので、そこで1点じゃなくてあと2点、3点と取れていれば勝敗も変わったのかなと思う。(前半にミドルシュートが少なかった理由は?)意識の問題だと思う。後半は0-2で負けていたので、『前から行こう』となっていた。シュートを打たなきゃ点も入らない。それがもっと早い時間からやれていれば良かった。(攻撃のリズムが一定だった?)向こうがうまく守ってきたというか、やらされているような守りをしてきた」

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