犬の生活SUPER 西部謙司WEBマガジン POWERED BY EL GOLAZO

【試合後コメント】J2第37節千葉2-1大分@フクアリ – 関塚監督、高木、佐藤健、町田、谷澤、山口智、森本(取材:片村光博)(3,525文字)2014/10/19

関塚 隆監督
大分をここで突き放せたのは大きい

「前半、良い時間帯に先制して、しっかりとゲームを支配しながら進められたというふうに思う。ただ、やはり追加点がなかなか取れなくて、もう一つ後半にダメ押しをという形にはならなかった。あと、後半にちょっと押し込まれたのは、前線で起点が作れずに全体を相手陣に押し込むことができなくて、なかなか難しいゲームになった。そういう中で失点はしたが、そのあとにすぐ奪い返せたというところがやはりチームの成長かなと思う。ホームゲームが(今日を含めて)残り3試合だが、これ(今日の勝利)も本当に多くのサポーターが足を運んでくれたおかげだと感謝している。勝ち点1差の大分をここで突き放せたのは大きい。ただ、まだ試合は続くので、次に向けてしっかりと準備をして戦っていきたい。(後半は森本を含めて前でなかなか起点を作れずに難しい時間が続いたが、その中で森本を前線に残した。結果として森本が最後に決勝点を取ったことに対する思いは?)前での動きは彼自身が落ちたというのではなくて、やっぱり全体が少し後ろに重くなって、それも相手がやはりリスクを負って前に人数をかけてきたというところだと思う。それをもう一つはね返して追加点に持っていければ大きいとも思うし、また失点の前に井出に決定的なチャンスがあって、ああいうのを決めておけば、また形勢も変わる。そういうところが本当に勝負のアヤというところだと思う。森本に関してはしっかりとトレーニングも積んでいるし、彼はいま、非常に良い状態だと思っている。(右SBに大岩を入れて山口慶をボランチにした意図は?)セットプレーでの高さをもう1枚加えたいというところと、中盤の運動量を山口慶に期待したというところだった」

GK 24 高木 駿
この勢いのまま突っ走っていくだけ

「点を取ってから、最後のほうの時間帯が押し込まれて失点してしまった。そこでもう少し自分たちでボールを持つ時間を増やして前に進んでいかないと、ああやってずっと押し込まれてしまう。相手の圧力に負けてしまっていた。守備で奪えている場面はあるので、そこで攻撃にどう移って前に持っていって、どう自分たちの時間にするかが大事。相手の攻撃を受けてしまって、ゴール前でフリーで持たせてしまったし、それが失点の原因だと思う。それでもああやって森本くんが決めてくれて、本当にモリくん(森本)に助けられた試合だった。こういう苦しい展開でも勝てるというのはいまのチームの良いところで、勢いがある。今日を勝ちに持っていけたのはうれしい。普通はあの展開で、あそこで点が入ったりはしないと思う。モリくんのスーパーゴールだった。モリくんもノッていると思うし、それがチームに良い影響が出ている。みんなすごく前向きな気持ちで戦っているので、それがいまのチームの良いところだと思う。

(残り 2377文字/全文: 3551文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ