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【レビュー】J2第29節千葉1-0水戸@フクアリ「勝ちに不思議の勝ちあり。勝ったとはいえ心配な内容」(文:西部謙司)2014/09/01

■勝ちに不思議の勝ちあり

 勝ちに不思議の勝ちあれど、負けに不思議の負けなしと申します。千葉にとっては勝ったのが不思議な試合でした。シュート数が千葉7本に対して水戸が22本ですよ。3倍以上打たれてます。

 その点、水戸の敗因ははっきりしてまして、チャンスを決められなかったことに尽きます。千葉のほうは、かなりラッキーなPKをもらって森本貴幸が8分にゴールしましたが、その後は攻守に水戸に圧倒されたゲームといっていいでしょう。

■ラッキーな先制点

 千葉はケンペスが負傷欠場、天皇杯の柏レイソル戦で得点したオナイウ阿道が初先発。森本と2トップを組んだ[4-4-2]でスタートしました。

千葉 先発フォーメーション

[4-4-2]
オナイウ 森本
谷澤 井出
佐藤健 兵働
中村 山口智 キム 大岩
岡本

(残り 1465文字/全文: 1794文字)

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