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【試合後コメント】J2第23節千葉1-1長崎@フクアリ – 関塚監督、井出、山中、森本、岡本、深井(取材:片村光博)(3,360文字)2014/07/26

関塚 隆監督
意識で変えられることはある

「天皇杯で1試合戦っているが、(J2リーグ戦の)ホーム折り返しの試合で多くのサポーターがわれわれの勝利を見たいということで集まっていただいた。残念ながら勝ち点3、勝利は挙げられなかったが、選手たちは前半少し止まっていたものの後半盛り返して何とか勝ち点1を奪えた。また連戦で水曜日にホームゲームがあるので、ここで何としても勝ち点3を奪いにいきたい。内容のほうでは、われわれはボールをしっかりと落ち着かせないと相手の勢いをもろに食らってしまう。それが前半だったと思う。後半になって少ししっかりと収めるところで収められて、形を少し見せられた。ただ、やはりもっとスローイン、クリア、ボールを縦に入れてサイドを変えるといった戦術的なものを上げていかないと、夏場はどうしてもエネルギーを消費して、自分たちのリズムが生まれてこない。意識で変えられることはあると思うので、そのあたりをまた次の試合に向けてしっかりチームとして統率して戦いに臨みたい。(ほかのチームとの勝ち点が非常に近い中で混戦となっている状況を、どのように考えているのか?)この戦い、夏場でもしっかりと粘り強くやっていったクラブが抜けていくのかなと思っている。(今日は縦にこだわっていたようにも見受けられたが?)求めるものはやはり正しい判断なので、それは縦、縦がいいわけではない。縦があるからまた幅も使えるし、幅があるから縦を使うという使い方が理想的だと思っている。後半に球際やセカンドボール争いで優位に立ったが、その要因は?)プレーがハッキリしたので、周りのプレーヤーが次に何をしなきゃいけないという判断ができるようになったんじゃないかなと。そのあたりは前半と後半の違いかなというふうに思っている」

MF 26 井出 遥也
セカンドボールを拾えるかで戦い方が全然変わってしまう

「前半は相手のワイドがウチのSBに前からプレスに来ていて、自分たちは後ろ向きにプレーすることが多かった。縦パスを入れても相手が前向きに守備して狙われて、ショートカウンターということがあった。セカンドボールも長崎のほうが拾っていたし、そういう意味ではもっと球際とか、セカンドボールに反応ができればよかった。後半は(田中)佑昌さんが入って自分が左行ったりする中で、SBが高い位置に出たり、自分たちが前向きでプレーする時間が増えた。(後半はやることがハッキリした?)相手が走ってくるということもあるし、その中でどれだけ自分たちがセカンドボールを拾えるかで、前半と後半のように戦い方が全然変わってしまう。後半のように球際やセカンドボールを前半からできたら、押し込まれる時間帯は少なかったのかなという印象。(勢いが出てきたのは)山中のゴールで同点に追い付いてくれたことが一番デカい。その中で少しずつ自分たちの時間が増えて、自分が前向きでプレーすることもあった。あのゴールでチームが前向きになれた。

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