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【試合前コメント】関塚監督「受けて立たないことが大事」、岡本、山中、山口智、佐藤健(取材:片村光博)(3,463文字)2014/07/24

関塚 隆監督
受けて立たないことが大事

「(ミニキャンプを経たことでチームの全体像は把握できたのか?)まだ毎日に発見がある。いろいろなことが見えてくる。ただ、スタートのところで一回ずつ話したので、きっかけは作れたと思う。(今節の相手・長崎の印象は?)非常に勢いがあるチームで、昨季も昇格1年目で素晴らしいチーム力を発揮していた。今季も勝てていない時期はあるが、チームとしての勢いはある。(勢いのあるチームを相手に気を付けることは?)受けて立たないことが大事。サッカーはどのレベルでも足先だけのプレーは通用しない。どういう相手でも技術、戦術があり、スピード、判断力が速い中で積み重なっていかないといけない。個人としてもチームとしてもそこを積み上げていくことがすごく大事な要素だと思う。(開始早々に先制した前節・栃木戦のような試合運びは継続したい?)ゲーム内容はすべて違うが、だいたい5分以内に点を取るとその後が難しい。そこを無失点で抑えて1点を追加できた。もう1点追加できればと思うし、後半に足が止まったということもある。まだ僕のトレーニング、1週間の流れの中で、頭で考えてプレーしているというところと、コンディションの問題がある。そのあたりはいろいろとやらなきゃいけないというのは選手たちにもあるし、本当の戦いはこれから始まるんじゃないかと思う。その中で3人が出場停止になるので、チーム力が問われることになる。ホームのリーグ戦折り返し初戦でもあるし、僕自身もどれくらいチームとしてやってくれるかというのは楽しみな部分。(しばらく指揮した上での千葉の印象は?)もう少しチームの中で『ああしよう、こうしよう』というのが出てくるといいんじゃないか。まだ要求が少ないと感じるし、やればもっとできると思う。(現在のチームに対して最も強調していることは?)攻撃も守備も同じ絵を描くということで、『いま、どうしなきゃいけないか』というところがバラバラにならずに一体感を持って90分間、みんながつながった状態でサッカーができるかということが大事になる」

GK 1 岡本 昌弘
チャレンジする積極的なミスなら別にいい

「(今節・長崎戦の立ち上がりで注意すべきは?)相手が来ているところでシンプルにトップに当てたり裏に蹴ったりして相手を下げさせるのも一つだけど、味方がフリーなのに蹴ってもな、と僕は思う。フリーの選手に付けて、それでダメならもう一回戻して蹴ってもいい。空けといて狙われるということもあるので、次のところまで見えていたら出したりもする。そういうところの判断。狙われているのにわざわざ付けてかっさらわれることもない。食い付かせておいて後ろに付けるようなうまさも大事。そこにチャレンジする積極的なミスなら別にいい。狙いがなくて横パスをかっさらわれるような技術的なミスはダメだと思うけど、相手の裏をかくためのミスならいい。何も考えずに蹴ってしまえば相手の思うつぼだと思うので、自信を持ってチャレンジすればいい。

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