浦レポ by 浦和フットボール通信

ヘグモ監督が「良い驚きをもたらせてくれた選手」と岩尾憲を絶賛 その岩尾不在の中でも改善したいこととは

(Report by 河合貴子)

G大阪をホーム埼スタに迎えての一戦に向けて

「良い驚きをもたらせてくれた選手」とヘグモ監督は目を細めて嬉しそうに声を弾ませた。浦和にやってきて3シーズン目を迎えた『ピッチ上の監督』と称される岩尾憲選手のことだ。2022年にリカルド監督が徳島から呼び寄せレンタル移籍でスタートした岩尾選手であったが、恩師のリカルド監督が去ったあとも完全移籍で浦和に残ってくれて、スコルジャ監督体制の昨シーズンも公式戦53試合出場を果たし、浦和になくてはならない存在感を示していた。監督が代わり求められるサッカーが変わったとしても、上手く順応し力を発揮する頭脳明晰の選手だ。

ヘグモ監督は「ケンは、去年も最も安定している2~3人の選手の中に入っていた。非常にプロフェッショナルであり、新しいサッカーへの順応も驚くべきものがあった。彼とサミュエル(グスタフソン選手)とウィングの関係性のところも大きく向上していたと思う」と話していたが、岩尾選手は当たり前だがヘグモ監督体制でも変わることがないし、岩尾選手のことをよく知る浦和を愛する人々にとっては何の驚きもなくごく自然のことであった。

『ピッチ上の頭脳』である岩尾選手を軽い筋肉系の怪我により欠場した前節の柏戦では、プレスも上手くはまらずに全体のバランスも崩れてしまい0‐2で敗戦を喫してしまった。

ヘグモ監督は「鳥栖戦(3‐0)では、ケンがプレスを掛けていた。状況を読んでタイミングよくプレスを掛けていた。ディテールのところで柏戦は苦しんだ。ディテールの違いでチームとしてハッキリとした動きができなかったのかもしれません」と険しい表情を浮かべた。

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