浦レポ by 浦和フットボール通信

オラは次の試合に入る可能性がある プレミアリーグと比較してもトップクラスのクオリティーがあるサポーターに攻撃的なサッカーをお届けしたい【マティアス・ヘグモ監督会見全文レポ】

3月3日のホーム開幕、東京ヴェルディ戦に向けて、マティアス・ヘグモ監督のオンライン会見が行われた。この模様を全文レポートでお送りします。

(後半から少し選手たちはもう少し後ろから細かく繋いで進んで行くようにという指示があったと聞きました。広島はとてもハイプレスが強いチームだということはマティアスさんもご存知かとは思いますが、なぜ、どちらかというと相手の強みが出るような戦略を考えたのか教えてください)

前半はかなりうまくいっていた部分があったと思います。後半に入ってからもよりボールを握って押し込んで、相手陣内でプレーすることを試みましたけれど、立ち上がりではうまくいきませんでした。ロングもショートも両方やろうとした中での指示でした。そこはこれからもチームの中で発展させていきたいところです。相手がハイプレスをかけるからといってロングのみでプレーしてしまってはいけないと思います。その中でもショートをトライしながら相手にとって、予想しにくいプレーをしたいと思っています。

(マティアスさんはスウェーデンでのリーグ戦を優勝している監督さんです。このクラブはとてもカップ戦に強い歴史を持っているんですが、リーグ戦ではどうしてもなかなかいい結果が出てこない。リーグ戦に強いチームとカップ戦に強いチームの違い、あるいはリーグ戦を勝つにはどういうことが大切なのか、そこの考えを教えていただけますか?)

安定性だと思います。毎試合、安定して攻撃的なプレー、チャンスメーク、そういった強いプレーを発揮し続けることが大事です。そして守備のところでもバランスよくしっかりと前に出ながら守備ができるようにしないといけません。結局は練習で強度をしっかり上げることによって、試合でそれを発揮し続けるという状態を作っておくことが必要だと思います。我々の練習は初日から強度を上げるよう要求しています。練習の文化というものを根付かすことができれば、試合でも高いレベルのもの発揮することはできると思います。

(今のところチームへの満足度はどれぐらいですか?)

この前の試合後にも言いましたけれど、何人かの選手達は怪我などで少し合流が遅れたり、外れていたりしたことがありましたので、その選手たちが順応する時間というのは必要だと思います。90分間高い強度を出し続けるというレベルを発揮するのにも、また少し時間が必要だと思います。でも、広島のような良いチームに対してチャンスを8回作ることができました。そしてポゼション率も57%でしたので、それをまた次の発展のベースにしていきたいと思います。

(ソルバッケンを怪我で起用できない中で、右ウイングに前田直輝選手を起用すると思っていたら、広島戦では松尾選手として関根選手でした。前田選手をベンチにスタートに回した理由。純粋に松尾選手と関根選手の調子が悪かったとか、あるいは戦術的に何か特別な意図があったのか、その辺を聞かせてもらえますか)

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