浦レポ by 浦和フットボール通信

シーズン序盤で乗り越えておくべき要素、成長をピッチ上に反映する姿を【轡田哲朗レッズプレビュー/湘南戦】

(Report by 轡田哲朗)

ベースは札幌戦のショルツと佐藤の交代後だろう

浦和レッズは3月17日にリーグ戦の第4節、湘南ベルマーレとのアウェーゲームを戦う。ここまで1勝1分1敗とスタートダッシュは成功していないが、前節に初勝利をマークしたことで少なからず肩の荷が下りた空気感があったことは前向きな要素だ。特に監督が代わったチームのシーズン序盤は、少々のラッキーや上ブレ感があろうとも結果が出ることでプレー内容を向上させていく勝ち点と精神的な余裕が出る側面はある。その意味でも、このゲームを勝って代表活動での中断を迎えるのとそうでない結果で迎えるのとでは違うところもあるだろう。

勝利した10日の北海道コンサドーレ札幌戦では、アレクサンダー・ショルツが右ハムストリングの肉離れを発症して当面は離脱となる。前田直輝の交代も不安視されたが、本人のコメントでもそれほど深刻なものではなく、この湘南戦に向けた公開トレーニングでも通常通りに合流していた。体調を崩していたマリウス・ホイブラーテンも回復し、大久保智明もフル合流している。しかし、オラ・ソルバッケンは詳細を伏せられているものの足の負傷ということで離脱が明らかにされた。ただ、プロのサッカークラブである以上は、シーズンが進む中で常に多少の負傷者や離脱者を抱えながらプレーするのは自然なことだろう。

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