2024.01.08

安藤梢が前線起用に応える2ゴールでさいたまダービーに勝利　前線起用への想い、すぐに対応できた理由は

2024年01月08日 8時13分　
カテゴリ：レッズ試合レビュー • レディースレポート • 河合貴子今日のポイント
タグ : photo • レッズレディース

（Report by 河合貴子）

さいたまダービーを制して暫定首位に

三菱重工浦和レッズレディースの年明けのゲームは、大宮アルディージャVENTUSをホーム浦和駒場スタジアムに迎えたさいたまダービーであった。連覇を狙う浦和にとっては、力の差を見せつけてしっかりと勝ち切りたい試合だ。体調不良で塩越柚歩選手が欠場となり角田楓佳選手を先発で起用し、前節のAC長野パルセイロレディース戦で存在感をみせた長嶋玲奈選手を石川璃音選手とコンビを組ませ、安藤梢選手を本来のポジションである左ウィングで今シーズン初起用して挑んだ。

連覇を狙う浦和と大宮では、明らかに個のスキルもチームの完成度も違う。浦和に一泡吹かそうと、しっかりとゴール前を固めて堅守速攻で挑んでくるチームは多いが、柳井監督は「絶対に退きたくない。やられるのだったら、殴り合い。言葉は悪くて申し訳ないが・・・。見ている方が「もう一度女子サッカーを見たい」と思っていただきたい。前に出て行く方が面白い」と真っ向勝負で挑んできた。

だが、攻守において浦和は圧倒し、アディショナルタイムに田島選手の意地のミドルシュートがクロスバーを叩きゴールに吸い込まれてしまったが3‐1で勝利を収めた。正直なところ3‐1ではあったが、スコア以上の差があった。

安藤選手を前線に上げただけで、攻守において連動性が生まれ浦和は試合開始から躍動していったのだ。楠瀬監督は「特に安藤がかなりスタートから集中力高くやってくれたことが、みんなの集中力が高まった一つかなと思っている」とニヤリと笑うほどであった。

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