浦レポ by 浦和フットボール通信

長野に逆転負けを喫して、優勝は次節に持ち越しに【河合貴子 試合のポイント/WEリーグ第20節長野戦】

(Report by 河合貴子)

シュート4本に抑え込まれる

WEリーグ初制覇に向けて、長野Uスタジアムへ乗り込んだ三菱重工浦和レッズレディース。AC長野パルセイロレディースに勝てば、文句なしに優勝が決まる大一番であった。Jリーグ・アウェイ京都戦と同日開催にもかかわらず、約300人を超える浦和を愛する人々も駆けつけてくれ、さらにベンチ外となったメンバーも熱い視線をピッチに送り優勝の瞬間を待っていた。

格の違いを見せつけて快勝した前節のジェフユナイテッド千葉戦と同じメンバーをピッチに送り込んだ浦和であったが、優勝への重圧だったのか、まったく前節の見る影はなくシュートたったの4本と1-2で逆転負けを喫してしまった。

試合の入りは決して悪くなかった。11分に、遠藤優選手のスローインを菅澤優衣香選手がダイレクトで右サイドに張っていた猶本光選手へと叩くと、猶本選手はカットインする形でドリブルを仕掛けてDFをひきつけて逆サイドからフリーで走りこんだ島田芽衣選手へとスルーパスを送った。長野のDFを切り裂く見事な展開であった。そして、島田選手が冷静にゴールへと流し込み先制した。

しかし、問題はここからの展開だ。長野のオーガナイズされた前線からのはめ込む守備で、浦和は相手にインターセプトされてもすぐに回収する力はあるものの勝負のパスがなかなか入らない展開になってしまった。

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