安居海渡がトップ下でのチャンスを生かせず、悔やんだプレーとは
(Report by 河合貴子)
不甲斐ない自分自身に向けられた怒りの目
ACL優勝の栄光に輝いた4日後、浦和は無惨にも0-2で鳥栖に完封負けを喫した。「1本は、決めたかった」「勝ちたかった。ACL優勝し、切り替えてリーグ優勝に向けてやっていかないといけない一戦で負けた」。安居海渡選手は、悔しさを噛みしめた。
過密スケジュールの連戦の中で掴んだリーグ戦初スタメンで、フル出場。「ここで見せないと次はない」と身を引き締めて臨んだ鳥栖戦だった。トップ下のポジションを任せられ、何としてでも結果を残してチームの勝利に貢献したい思いが強かっただけに、安居選手の目は不甲斐ない自分自身に怒りを感じているようであった。
「良いところもあれば、悪いところもあるという感じ。シュートチャンスが結構あったので、そこで決めないとチームは乗っていかない」と厳しい口調で話した。
安居選手が試合を通じて放ったシュートは、前半に2本、後半は3本の計5本とチーム最多だ。33分、相手DFのクリアーボールを拾った伊藤敦樹選手から、ペナルティーアーク付近で横パスを受け、うまくプレスを外して狙ったシュートは枠を捉えることができなかった。38分には、岩尾憲選手の左CKをファーサイドへと周り込み、タイミングを合わせてボレーシュートを放ったが、これも枠に飛ばすことができなかった。
後半は途中からボランチに入り果敢にゴールを狙っていったが、前半のような決定機ではなかった。70分に長沼選手にこぼれ球を拾われて失点すると、その5分後には後方からの攻撃の組み立てで連携ミスが起り手塚選手のシュートが決まり0-2と立て続けに失点してしまった。
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