マチェイ監督が考えるガンバ戦攻略のポイントは?
(Report by 河合貴子)
より攻撃的なサッカーに
アジア王者に返り咲いた浦和の次なる今シーズンの目標は、やはりJリーグ制覇だ!就任わずか約5ヶ月でACL優勝に導いたマチェイ・スコルジャ監督の素晴らしい手腕を誰も認めざるを得ない中、スコルジャ監督は「ACLを獲れたことはもちろん嬉しいことだが、チームをここまで導いてきたのは私ではない。私は決勝しか勝っていない。リカルド監督がチームを決勝に導いてくれたので、私に言えることは決勝で勝ったということだけだ」と険しい表情をしていた。
浦和を指揮する監督として、リーグ制覇し、ACL出場権を獲得した上でアジア王者を目指す野心はあるはずだ。『浦和を背負う責任』の下で浦和を率いるスコルジャ監督だったら、当然のことである。スコルジャ監督は、沖縄キャンプから目標としていた「ACL優勝」はクリアーした。次なる目標となるJリーグ制覇に向けて、浦和はステップアップの時期に入った。しかも勝利という結果を残しながらだ。
「これからは、チームにより変化をもたらしやすい状況になった」とニヤリと笑った。コーチングスタッフともシステムのアイディアなど話し合っているそうだ。そして、「攻撃的にプレーしたいと思っている。今後の試合では、決定機を増やしていきたい。練習でもアタッキングサードでの形をたくさんやっている。改善点がたくさんある部分だ」と攻撃面の改善に着手していた。
さらに、Jリーグ制覇へ向けて「まずは、安定性だ。高いパフォーマンスを年間通じて維持することだ」と話し「現在の我々がそうであるように、1年の中では難しい時期がある。その中でスタッフによるマネージメント能力が問われると思う。そして、2~3週で勝ち点を獲りこぼしてしまうことがあれば、優勝を目指すことができない」厳しい口調で話した。
現に、ACL優勝を決めて臨んだ鳥栖戦で0-2と敗戦を喫している。敗戦後にスコルジャ監督は「より多くのフレッシュな選手を使っても良かった」と後悔していた。
(残り 1076文字/全文: 1910文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ