浦レポ by 浦和フットボール通信

区切りでありリスタートでもある一戦、大切なのは「1つ頑張る」の連鎖【轡田哲朗レッズプレビュー/G大阪戦】

(Report by 轡田哲朗)

ACL決勝から継続スタメンの7人をどう入れ替えるか

浦和レッズは5月14日にリーグ戦の11試合目でガンバ大阪と対戦する。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝が入った関係でゴールデンウィークのJリーグを3試合飛ばした浦和は、10日にサガン鳥栖と試合をしたものの全体の流れより2試合少ない。このゲームは通常の週末に入るゲームだが、来週末からは3回連続で水曜日のゲームが入るので7連戦という扱いになる。このガンバ戦を終えた後に一息つくと怒涛の試合ラッシュに入るので、ここが一区切りのゲームという言い方ができる。

その一方で、ACL決勝からマチェイ・スコルジャ監督が「結局のところ、我々は人間です」と言うに至った鳥栖戦の敗戦を鑑みれば、このガンバ戦はリスタートの一戦という言い方もできる。いわゆる勝利の道に戻るという意味ではとても大切なゲームであるし、よく言う「優勝争いには試合数の2倍の勝ち点を取っていくべきだ」という表現でいくと今の浦和は勝ち点が3ポイント不足している。これを取り返すには現時点で3試合が必要なので、アジアを取って次はリーグ戦だと息巻くのであれば、これ以上の後れを取ることはできない。

そうはいってもスタメン予想は難しいものになって、前回の鳥栖戦では4人を入れ替えて臨んだ。酒井宏樹に無理をさせない気もするので、そうなると前回ベンチスタートだった3人はフィジカル的な意味だとスタメンに戻すことも可能だろう。逆に、継続起用だった7人のうち何人かをこのゲームで入れ替える方が現実的なのではないか。特にダブルボランチはスタメンを入れ替えてもいいだろうし、そうでないにしてもある程度プレータイムをコントロールしてリレー起用しても良いかもしれない。また、ダヴィド・モーベルグが戻ってこられるのかどうかは気になっている。

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