東京NBと見どころ満載の2-2の痛み分け【河合貴子 試合のポイント/WEリーグ第17節東京NB戦】
(Report by 河合貴子)
気持ちがぶつかり合う激しいゲーム展開に
ACL優勝から一夜明けいまだに興奮が冷めやらない中、三菱重工浦和レッズレディースは宿敵の1つである日テレ東京ヴェルディ・ベレーザ戦に挑んだ。東京NBは、首位を走る浦和に少しでも勝ち点差を詰め寄り優勝戦線に生き残りたい。浦和からしたら勝ち点9差で追いかける3位の東京NBにしっかりと勝利して蹴落としたい。互いの思いがピッチの中で交錯しあう激しいゲーム展開であった。
風雨激しい中での一戦は、「雨と風が強く、意図的に風下を取った」と竹本監督は試合後の記者会見で明かした。すごく慎重なゲームの入りを東京NBは選択したとも受け取れる。風上で追い風となった浦和は、雨にも負けずに追い風の勢いで攻勢を仕掛けていった。しかし、浦和が前掛かりになったところを東京NBはカウンターを仕掛けてきた。浦和は前線からはめ込む守備で対応するものの、なかなかシュートチャンスを生かせなかった。
試合が動いたのは、29分だ。16歳の松永選手がしっかりとボールを保持し、木下選手へと落とし、そこからのアーリークロスをゴール前でしっかりとヘッドで合わせた植木選手に決められてしまった。
浦和は東京NBのアンカーのところをうまく潰して、良い守備から攻撃へとリズム良く仕掛けていくが、先制した東京NBもなかなか崩れず0-1で前半を折り返した。
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