浦レポ by 浦和フットボール通信

マチェイ監督が初の埼スタでのゲームに「勝ち点3を獲るモチベーションは高い」と意気込み 札幌を『very very important』と要警戒するポイントは?

(Report by 河合貴子)

埼スタリニューアル一発目の札幌戦

2002日韓共催FIFAワールドカップ開催のために建設された日本国内でサッカー専用競技場として最大規模を誇る埼玉スタジアム2002が、建設以来初めてピッチの芝生の張り替えなどリニューアル工事が行われ、次節の北海道コンサドーレ札幌戦で新たな歴史を刻むこととなった。

思い起こせば、埼玉スタジアムのこけら落としとなった2021年10月13日の対横浜FM戦では、浦和を愛する人々でスタジアムは真っ赤に埋め尽くされ(来場者数6万553人)たが、試合は散々の結果となり0-2で敗戦を喫した。翌日のスポーツ紙などでは『赤っ恥』の見出しが踊る始末であった。

リニューアルした埼スタの初戦は、しっかりと札幌に完封勝利し『赤誠天に勝つ』といきたいところだ。「我々にとって特別な機会になる。特に私にとっては、埼玉スタジアムで初めて指揮を執る試合になる。良いパフォーマンスを見せ、良いゲームして、勝ち点3を獲るモチベーションは高い」とマチェイ・スコルジャ監督は身を引き締めていた。

12日の練習を埼玉スタジアムで行い芝生の感触なども確かめた。

「非常に良いスタジアムで、芝生も張り替えて質の高いものになっている。我々は、攻撃的サッカーをプレーしようとしている。そのサッカーをプレーするのに適している大きなスタジアムだと思う」と満足げの表情をうかべ「練習のときも、スタンドを見ながら『このスタンドが満員になることがあれば、良い仕事ができたんだなあ』と思いながら見ていた」と話した。

前節の名古屋戦では主導権を握れずに苦しい展開を強いられながらも、後半には決定機を作り出すも決めきれずにスコアレスドローとなり5連勝を飾ることができなかった。それでもリーグ5戦無敗中だ。YBCルヴァンカップも含めると、公式戦8試合連続無敗だ(4勝4分)。浦和を良く知るペトロヴィッチ監督率いる札幌を踏み台にして、上位へと進出を狙いたい。

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