浦レポ by 浦和フットボール通信

マチェイ・スコルジャ監督が攻撃の改善に手応え「多くの決定機を作り、攻撃的にプレーして今季初ゴールを見せたい」

(Report by 河合貴子)

聖地浦和駒場で初勝利を目指す

「多くの決定機を作り、攻撃的にプレーして、サポーターの皆さんには今季初のゴールをみせたい」と20年ぶりに浦和駒場スタジアムでホーム開幕・C大阪戦に向けてマチェイ・スコルジャ監督は目を輝かせた。ただ、浦和はチームとしてまだまだ未完成だ。スコルジャ監督自身も「見たい姿のところまで、まだ来ていない」と険しい表情をした。

目下2連敗中の浦和であるが、開幕戦のFC東京戦よりも第2節の横浜FM戦で後半から興梠慎三選手を1トップで起用してからチームの流れは良くなったのは事実だ。その良い流れを切らさずに、もっとゴール前での連携や精度を上げてステップアップした勇姿をホームで見せて初勝利を手にしたい。

スコルジャ監督は「システムが4-2-3-1であっても4-3-3であっても、そこが重要なポイントではない。重要なのは、いかに周りの状況に合わせて動けるかだ。ボールのところで、連携を取ることが大事だ。今週は、前線の4人の連携に、そこにサイドバックやボランチが絡んでいく練習に力を入れた。連携の部分での進化がみたい。マリノス戦でも良い形は作れたと思うが、ラストパスのところが少し足りなかった。改善点であり、今週はみんなでハードワークしながら取り組んだ」と攻撃の連携面に力を注いで準備してきた。

スペースを作る、スペースを使うといった連動したオフ・ザ・ボールの動きから、クサビのパスやラストパスのタイミングだ。良いタイミングでDFの裏を狙い動き出していても、視野が狭かったり、判断が遅く、そこにパスを出すことができなければ厳しい。逆もしかりだ。背後を狙えるタイミングなのに、走り込む選手がいないとパスは出せない。

例えば、1トップの興梠選手がピッチの中央へ下りてボールをキープしてもファイナルゾーンへの(ピッチを横に3分割した相手のゴール前エリア)でのアクションがなければ手詰まりになってしまう。

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