浦レポ by 浦和フットボール通信

臨戦過程の優位性は忘れた方が良い試合 まずは通過点として東アジアの頂点に【轡田哲朗レッズプレビュー/ACL準決勝 全北現代戦】

(Report by 轡田哲朗)

左サイドは考慮されるかもしれないが、基本は同じスタメンではないか

浦和レッズは25日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝、全北現代(韓国)戦を迎える。この大会は2020年から新型コロナウイルスの影響でセントラル開催が導入されていて、この決勝トーナメントは浦和駒場スタジアムと埼玉スタジアムでの開催になった。過去3回の決勝進出はホーム&アウェーの2戦合計方式を勝ち抜いてのものだったが、今回は正真正銘の一発勝負。失敗を取り返す機会は与えられない。それだけ、余裕をもって持ち帰るものなしに全てをピッチに置いてこなくてはいけない試合だ。

浦和は19日のラウンド16、ジョホール・ダルル・タクジム(JDT、マレーシア)戦を5-0、22日の準々決勝でBGパトゥム(タイ)戦を4-0で勝利した。早い時間帯にリードを奪ったことで試合を多少コントロールできたし、交代枠の使用もあまり引っ張らずに済んだ。一方で全北は初戦こそ18日と1日早く始まったものの大邱FC(韓国)と延長戦で勝利し、22日の準々決勝もヴィッセル神戸に延長戦での勝利だった。この過密日程で120分を2回やるのは厳しい勝ち上がりで、リカルド・ロドリゲス監督も「アドバンテージになる可能性がある」という言い方はしていたが、あまりそれを浦和の側から言うのは危険ではないかという感覚もある。

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