浦レポ by 浦和フットボール通信

京都に敗れて開幕戦は黒星スタート 安居海渡が開幕スタメンデビューで学んだと感じたこととは【J第1節京都戦】

(Report by 河合貴子)

大卒ルーキーの安居海渡が開幕戦でデビュー

『FUJIFILM SUPER CUP2022』で強豪の川崎を相手に2-0で完封勝利を収め、勢いに乗ってJリーグ開幕戦の京都戦を迎えたいところであった。だが、開幕を目前にして選手5名とスタッフ5名の新型コロナウイルス陽性となり、非常に厳しい状況下で臨むことになってしまった。しかし、どんな状況下に追い込まれようが、最善を尽くして勝利を目指すのがプロだ。

リカルド・ロドリゲス監督が「逆境が自分たちを強くする」と、キャプテンの西川周作選手も「今いる選手で一つ団結してやることが自分たちの責任だと思っていたので、だからこそ今日は必ず結果を出して」と勝者のメンタリティをもって京都戦に挑んだが、決定機を迎えても精度を欠いてしまった。ゴールが遠かった。逆に、前線からのハイプレスに連動してDFラインを押し上げてコンパクトに仕掛けてきた京都に、後半の開始早々に一瞬の隙を与えてしまい、ピーター・ウタカ選手の一撃が決まり失点。最後まで諦めずに攻め続けるものの、ゴール前を5バックして固めた京都を崩しきれずに0-1で白星スタートをきることができなかった。「起用できる選手が少ない中で戦いましたが、そういうことは言い訳にしてはいけないと思う」とリカルド監督は敗戦を真摯に受け止めていた。

コロナ禍の中で、チャンスが巡ってきたのは流通経済大学卒のルーキー安居海渡選手であった。敗戦を喫したが、安居選手にとっては本当に良い経験になったはずだ。

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