横浜FMに0-3の完敗も小泉佳穂が「チャレンジすることは止めない」と前を向いた理由【河合貴子 試合のポイント/J第4節横浜FM戦】
(Report by 河合貴子)
横浜の前線からのプレスに苦しめられる
東京の桜の開花が発表され風はあるものの穏やかな日曜日の昼下がりであったが、浦和を愛する人々には待ち望んでいた勝利の便りは届かなかった。連勝を目指し勇猛果敢に日産スタジアムへと乗り込んだが、「全体的に彼らの方が上回っていた」と試合後のZOOM会見に臨んだリカルド・ロドリゲス監督は、横浜FM戦の完敗を認めた。
過密日程の中で挑んだアウェイ横浜FM戦だが、条件は同じだ。違いがあるとしたら浦和は前節の横浜FC戦と同じスターティングイレブンであったが、横浜FMは激しい上限運動が求められる両サイドバックと ボランチの一角を渡辺選手に替えて岩田選手を起用し3枚入れ替えてきた。
試合開始から、激しく前線からプレスを掛けてくる横浜FMの勢いに飲まれてしまった。3分、ボールの失い方が悪かった。自陣でしっかりとボールを繋いでいきたいところであった。杉本健勇選手が左サイドまで下りてきてボールをキープしプレスを引き付けて空いたスペースへ小泉佳穂選手がいるだろうと思って出してパスがミスパスとなり、扇原選手に拾われて素早くマルコス・ジュニオール選手へと縦パスが入ると、マルコス・ジュニオール選手から仲川選手へと展開。仲川選手のDFとGKの間を狙った本当に嫌らしいクロスにファーサイドで勢いよく飛び込んできた前田選手に押し込まれてしまれ先制点を奪われてしまった。
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