浦レポ by 浦和フットボール通信

どっちも上手くいかない試合に勝利、去年はこれができず残留争いをした【Jリーグ第4節鹿島戦】

(Report by 轡田哲朗)

エヴェルトンが初登場

浦和レッズは12日にリーグ第4節のホームゲームで鹿島アントラーズと対戦し、1-0で勝利した。互いにシュートは公式記録で4本ずつ。私の尺度だと、決定機は流れの中で両チームともに0回。だから、普通なら0-0の引き分けで終わる試合をセットプレー一発で勝利と勝ち点3に変化させたと受け取っている。

この試合ではエヴェルトンが今季初のメンバー入りからスタメン出場した。その起用法はプレビューで「あるかも」と書いたものとは違ったものの、鹿島のようなチームを相手に有用な選手であると大槻毅監督が彼のことを認識しているのが分かったのはちょっとした喜びでもある。

2トップは意外にも興梠慎三とレオナルドの組み合わせだった。中盤の守備を助けられる杉本健勇を入れないことがどう出るかなと心配していたが、それは結果的に悪い方に出た部分が多かったように見受けられた。得点力で言えば文句なしの2トップが彼らの組み合わせなのだけど、毎試合の定番のように使っていくのは少し難しいのではないかと感じさせる面が見え隠れしたゲームだとも言えた。

「そりゃ無茶だよ」という興梠の要求と、設計図がどうなっていたか

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