山中亮輔の左足が勝利を呼び込む 今季に掛ける特別な想いを持つ理由【J第4節鹿島戦】
(Report by 河合貴子)
内容はまだ課題だらけ
今シーズンから指揮を執るザーゴ監督の新体制の下で、攻守において噛み合わず未勝利の鹿島を相手にからくも1-0で勝利を収めた。プロは、結果がすべてだ。鹿島を相手に勝利を掴んだのは、本当に喜ばしいことである。だが、何か心の奥底にモヤモヤしたしこりが残っている。
試合後、大槻監督は「内容はいろいろ・・・。やれることは多々あると思うが、結果としてこれが出せたことが、今日の収穫だ」と険しい表情。決して満足はしていない様子だった。
浦和が前半に放ったシュートは2本、鹿島は1本。後半は、浦和が2本、鹿島は3本。トータルだとお互い4本だ。シュート数だけを見ると、それだけシュートを撃たさない白熱した試合だったかと思いがちだが、浦和も鹿島もどこか歯車がずれてしまっていた。
守備面では、鹿島の両サイドから早めのアーリークロスに対して岩波拓也選手とトーマス・デン選手、ボランチの青木選手のトライアングルで中を閉めたために決定機をほとんど与えなかった。だが、攻撃面は縦に早く急ぎすぎているのか、パスの精度もイマジネーションも噛み合わず落ち着いて攻撃のリズムが作り出せない。
(残り 1549文字/全文: 2047文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ