【コラム】新チームで、抜擢が望まれる選手は? 大槻監督の狙いを考察

システムは3-4-2-1

 オズワルド・オリヴェイラ監督との契約を解除し、大槻毅監督が新たに指揮官へ就任した浦和レッズ。チームは新体制初陣となったJリーグ第14節の川崎フロンターレ戦をドローでしのぎ、6月8日には浦和ユースとのトレーニングマッチを急遽実施して、本日10日は完全オフ日を与えられている。

 大槻監督は川崎戦で岩武克弥、柴戸海、宇賀神友弥、マルティノスといった、オリヴェイラ監督があまり先発で起用しなかった選手をスタメンに抜擢した。大槻監督は昨季暫定でチームを率いた時にも斬新なターンオーバーを行うことがあったため、この采配は予想できた。ただ、今後に関しては選手起用が新たなチームの骨格に成る要素を秘めるため、内外に生じる影響は甚大になる。例えばクラブから要求されている世代交代を名目とした起用や采配は適切なチームマネジメントが必要で、指揮官には重要なタスクが課せられている。

 また大槻監督にはオリヴェイラ監督体制時に露呈した様々な問題を払拭する役割が求められる。

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