【コラム】大槻毅監督体制が向かう針路は?

スカウティングに長ける指揮官

 クラブが決断したオズワルド・オリヴェイラ監督との契約解除によって、昨季途中に暫定監督を務めた大槻毅氏が再びトップチームの指揮を任された。クラブはJリーグとAFCアジア・チャンピオンズリーグの2冠獲得目標を修正しておらず、新監督は厳しいタスクを課せられながら新たななる旅路へと船出した。

 大槻監督は以前、各Jリーグクラブで主に分析担当としてスカウティング業務に従事し、その後、2012年に浦和の強化部へ入り、2013年からは育成ダイレクター兼ユース監督に就任。そのユースではJユースカップ優勝、Jリーグインターナショナルユースカップ優勝、そして高円宮杯U-18プリンスリーグ優勝でチームをプレミアリーグ昇格へ導くなど、アカデミー部門で多大な貢献を果たしたうえで昨季、堀孝史監督の契約解除とオリヴェイラ監督就任の間を繋ぐ形でトップチームを暫定で指揮した。

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