キャンプ中特別集中連載・一蹴入魂/石原直樹『静かなる決意』(2016/02/03)
浦和レッズのキャンプ取材は連日怒涛の勢いで、単身で取材する身では一日のうちにひとりかふたりの選手くらいにしか話を聞くことができません。そこで、今回の沖縄キャンプ、そして第二次の鹿児島キャンプでは、狙いを定めた選手に集中して話を聞き、それを原稿に落とし込むことにしました。題して『一蹴入魂』。できる限り、選手の内面に迫った内容を突き詰めたいと思いますので、皆様、是非、よろしくお願い致します。
復活への確かな歩み
鹿児島キャンプ4日目の練習は熾烈を極めた。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は前日に大学生チームとのトレーニングマッチを組み、11対10のハンディマッチを敢行した。その中で、試合出場した大半の選手は90分間フル出場し、少なからず心身にダメージを負ったはずだった。しかし、こんな時こそチーム全体の士気を高めねばならない。指揮官はあえて試合翌日に厳しい2部練習を課し、プロサッカー選手の使命を説いた。
そんな中、石原直樹は黙々とトレーニングに励んでいた。喜怒哀楽があまり表情に出ないから、キツイのか余裕なのか分からない。ならば本人に直接聞いてみよう。
「体調は……、疲れてます、はい」
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