無料記事:雨天候に見舞われているチームに朗報! 西川周作がGKトレーニングに一部合流【島崎英純・沖縄キャンプレポート第4日】(2016/1/21)

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午前・午後、ともに軽めのメニューで終了

浦和レッズは、沖縄キャンプ4日目の今日も沖縄県島尻郡八重瀬町の東風平運動公園サッカー場で午前、午後の2部練習を行った。

この日の沖縄地方は朝からどんよりとした重たい雲に覆われた、あいにくの天候。幸い気温は18度前後と寒くはなかったが、午前練習が始まる9時30分過ぎから雨が降り始め、その雨量は増す一方となった。その中でチームは、前日同様に午前練のフィジカルトレーニングを敢行し、ボールを使用したサーキットトレーニングなどで汗を流したが、風雨の影響が加味されたのか、練習は約50分間で終了した。

その後、昼食を挟んで15時50分前後から開始された午後練習の時点では雨足が一層強くなり、ピッチに水が浮くほどの悪条件となった。ボールを蹴ってもピッチ上で止まってしまうほどの状況で、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督はやむなく午後の練習でも軽めの調整を指示した。ジョギング、鳥かごメニューをこなした後のチームは、ダッシュとジョギングを織り交ぜた10分間走をインターバルを挟んで2セットこなし、この時点で練習を終了させることなった。

現地の方々に聞くと、日本本土と同様に当地も異常気象に見舞われ、気温は平年よりも下回り、雨量も普段より多いという。またトレーニング場所である東風平運動公園サッカー場は天然芝が丁寧に整備された素晴らしい環境だが、雨量が多いために水はけが悪くなり、ピッチがぬかるんだ状態になってしまっている。

クラブサイドの懸念は明日以降、24日の日曜日まで沖縄地方が雨予報となっていること。今日のような天候ではボールを使用した実践トレーニングを行うのが難しく、このままでは今後のトレーニングスケジュールに狂いが生じてしまう。選手たちも現在の厳しいキャンプメニューに耐えながら、それでも現段階でのフィジカル強化がシーズンを戦う身体を作り上げる下地になると理解しているため、キャンプ4日目での軽めの調整には不安が募るはずだ。

ただ、その中で良いニュースが一つあった。リハビリメニューを続けているGK西川周作が午後練習の途中でキャッチングなどのGKトレーニングを行ったのだ。まだ左膝の回復具合を考慮してキックはしていないが、これまではジョギングやダッシュのみにとどめていたことを思えば明確なステップアップである。本人いわく「第二次キャンプの始めまでには、皆と同じ通常メニューに合流したい」とのこと。期待して待ちたい。

チームは明日も午前・午後の2部練習を予定しているが、当日の天候状況を見極めてトレーニングメニューを策定する予定である。

(了)

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