【清水英斗プレゼンツ】メンタリティーの重要性『浦和レッズ-Next & Future』(2015/6/14)

ファーストステージを振り返ると、もっとも大きな山場は、ACL敗退後に迎えた名古屋グランパス戦だったと感じている。

アジアの舞台から姿を消し、世間から冷ややかな視線を浴びせられる中で迎えた7節。

その数日前に、チャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグで、ポルトに衝撃的な逆転勝利を収めたバイエルン・ミュンヘンの映像を、ミシャが選手に見せたことには、大きな効果があった。

「バイエルンは浦和のやり方と似ている。だが、大きく違うのはメンタリティーの部分だ。彼らの自分に対する自信の強さや、相手を打ちのめす姿勢は、学ぶべきものがある」

メンタリティーの部分。それは昨年のワールドカップで、ドイツがブラジルを7ー1で打ちのめした衝撃にも表れているが、リスクを恐れず強敵を打ちのめそうとする彼らのメンタリティーは、やはり独特なものがある。極端なことを言えば、「俺たちドイツ人だから大丈夫!」「ドイツ人だから何も恐れない!」というくらいだ。

時代は違っても、『ゲルマン魂』と言われ続けたドイツの強さの正体は、そこにある。

その辺りの源泉について、日独ハーフのコラムニスト、サンドラ・ヘフェリンが書いたコラムが興味深い。

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