【無料記事/福田悠の浦研・裏大原】指導に熱の入るミシャ(2015/6/15)

6月11日は午前10時から練習開始。雨の後の晴れということもあり、蒸し返すような暑さの中での練習となった。

この日のミニゲームでは、ミシャがいつも以上にゲームを止める場面が見られた。

「ボールを受ける直前に瞬間的に動き出してマークを外すように」

「しっかりと共通理解を持って。3人以上が絡むと相手は対応しづらいからよく考えて、全員が同じイメージを持てるように。ダイレクトか2タッチで回すことを意識して」

「浮き球を処理するときは足元に落とすのではなく、ボールを左右に動かしながら収めるように。止まったら状況を打開できないので、常にボールを動かしながらトラップするよう意識して」

といった具合に、選手に対して細かい指示を何度も送っていた。

選手の動きは全体的に軽快だ。柏木はPKスポット付近から右隅へ見事なループシュートを決めるなど随所にアイディアのあるプレーを見せた。ゲーム終盤でも再び似たようなループシュートを放ったが、二度はやられまいとGK大谷がスーパーセーブ。コース、タイミング共に完璧に見えたが、1本目のイメージが残っていたか。選手同士が切磋琢磨し、最後まで集中の途絶えない良い内容の練習だった。

練習後、さいたま市南区太田窪で蕎麦屋さん「ことぶきや」を営むご夫婦から選手たちにフルーツポンチの差し入れが届けられた。何種類ものフルーツが使われており、トレーニング直後の疲労回復には最適だ。選手たちは「おじちゃん、おばちゃん頂きまーす!」と言い、おいしそうに頬張っていた。

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