【FUKUDA’S EYE】2012ナビスコカップ予選リーグ第3節・セレッソ大阪戦 プレビュー(2012/4/17)

バランスを整えた今季のセレッソ大阪

セレッソ大阪は、長くチームを率いてきたクルピ監督に代わり、ソアレス監督が就任した。試合を見ていて感じるのは、昨年までの超攻撃的なスタイルから、バランスを整えて戦っている印象がある。それは結果を求めるために失点を減らしたいという意識もあると思うが、昨年までと比較して大きく変わっているのは、両サイドバックが両方とも高い位置を取ることがなくなったところだ。

どちらかのサイドが攻撃参加すれば、逆サイドのサイドバックは必ずディフェンスラインに残り、さらにボランチの扇原と山口のどちらかも残っている。彼らとセンターバックを含めた4人がしっかりとリスクマネジメントをして、残る6人で攻めるという形を徹底している。昨年のように、センターバックの2人だけで守るというようなシーンはない。そういう意味でバランスは整ってきているが、逆に攻撃に関しては昨年までのような迫力がなくなってしまっている。

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