【FUKUDA’S EYE】2012J1第12節・清水エスパルス戦 レビュー(2012/5/22)

柔軟な戦い方を見せた浦和

浦和はホームでここ2試合勝利できず、なおかつ清水という非常に勢いのあるチームを迎えたこの試合は、難しいものになると考えていた。しかし始まってみると、浦和は落ち着いた試合運びを見せ、最終的に勝ち点3を取ることができた。安定した戦いができていたと思う。

清水のサイドは確かにストロングポイントだが、中央に強さがないからサイドを抑え込むことができれば、そう簡単にピンチを招くことはない。浦和はもともとサイドを厚く守っているチームであり、この試合に関しては守備の組織作りに関して清水用に手を入れたかもしれないが、それをしなかったとしても大きな問題は生じなかったと思う。

立ち上がりから清水は前線から激しくプレッシャーに来ていて、浦和は上手くボールを回せない時間があったが、その中でもある程度割り切って、リスクを掛けず長いボールを蹴る場面があった。また、自分たちのリズムにならなくとも、慌てず落ち着いてゲームを運ぶことができていた。なおかつ、良い形でボールを奪ったときにカウンターを仕掛けて、何度もチャンスを作り出した。

(残り 4164文字/全文: 4629文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »