【FUKUDA’S EYE】2012J1第8節・名古屋グランパス戦 プレビュー(2012/4/27)
名古屋が3バックを採用すると厄介
名古屋は前節、広島と戦い1-1で引き分けた。広島戦では、左サイドバックの阿部が体調不良で欠場し、それが理由なのか相手が広島だからという理由なのかは定かではないが、スタートから3バックで臨んでいた。今季の名古屋は、試合の途中でダニエルを投入して3バックにすることはあったが、浦和としてはスタートから3バックで入ってこられると、これまで4バックのチームに対してできていたギャップを生じさせるのが難しくなる。ディフェンス時には当然5バック気味となるから、中央に1人が余り、サイドにもスペースがなくなる。こうなると、浦和がやろうとする攻撃がはまりづらくなるし、開幕の広島戦のように多くのポジションがマッチアップしやすくなる。
名古屋と広島の戦いもまさにそうした形となっていて、お互いにギャップが生まれないからサイドでもアウトサイドの選手が引っ張り合いをするような印象だった。またシステムの問題だけではなく、名古屋のほうの動きが良かったこともあって、試合全体を通して名古屋のほうが少し押しているゲームだったと言える。
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