【FUKUDA’S EYE】2012Jリーグ第3節・コンサドーレ札幌戦プレビュー(2012/3/23)

戦術的な相性は良い

開幕からの2試合を見る限り、札幌は引いて守るような戦い方をしていない。開幕の磐田戦、第2節の神戸戦ともにまったく同じメンバーで戦っており、選手交代のセレクトまで同じだった。ナビスコカップの新潟戦では大幅にメンバーを入れ替えて戦っていたが、恐らく浦和戦は、リーグ戦のメンバーとほぼ同じ陣容で来るだろう。

基本的なシステムは、4-2-3-1だ。ボールを後ろから繋ぐようなスタイルではなく、基本にあるのは堅守速攻となる。その堅守にしても、リトリートして守るというより、ボールに対して早いアプローチを行うものだ。陣形をコンパクトに整え、入ってきたボールに対してファーストアプローチを積極的に仕掛けていってボールを奪おうとする。特にセンターバックに入っている18歳の奈良と、FC東京から加入したジェイド・ノースの2人は、フォワードに向けて入ってくる縦パスに対して非常に食いつきが良い。サイドバックも同じ傾向があるが、玉際に対してかなり積極的に寄せてくる分、ディフェンスラインにギャップができやすい。

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