※差替【島崎英純】2012Jリーグ第3節・コンサドーレ札幌戦プレビュー(2012/3/23)

1-0

浦和レッズは明日、Jリーグ第3節でコンサドーレ札幌と対戦する。場所は北海道札幌市の札幌ドーム。札幌は3月下旬に入った今も気温が氷点下前後になることがあり、札幌市内では道に積雪が見られる。しかし札幌ドームは天候に左右されずにサッカーを行える室内施設だ。浦和にとっては遠方への遠征というハンディはあるが、それでもプレーしやすい環境にある。これが札幌のもうひとつの本拠地である厚別で行われていたら、全く違ったアウェーの洗礼を受けていたかもしれない。

浦和はリーグ戦で1勝1敗、現在得失点差±0で11位につけている。また3月20日に開催されたナビスコカップ予選リーグのベガルタ仙台戦でも勝利して公式戦は連勝中だ。ちなみに勝利、敗戦に関わらず、これまでの浦和の試合はいずれも1-0のロースコアになっている。

野戦病院な浦和

さて、それではまず浦和のチーム状況からお伝えしたい。チームは現在野戦病院と化している。田中達也、柏木陽介、原口元気、エスクデロ・セルヒオは最近の練習で終始別メニュー調整が続き、このうち柏木だけは札幌遠征に帯同している。だが柏木は3日前のナビスコ・仙台戦でもフル出場しており、コンディションが心配される。おそらく指揮官の信頼が厚い柏木は先発出場するだろうが、どれくらいのパフォーマンスを見せられるかは未知数だ。逆に彼がここで主力としての責務をしっかり果たせば、今後は名実ともに中核としてチームに多大な影響力を及ぼすことになるだろう。

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