【FUKUDA’S EYE】2012ナビスコカップグループリーグ第1節 ベガルタ仙台戦プレビュー(2012/3/19)

前からのプレスに注意

仙台のベースとなる戦い方は、昨シーズンと大きく変わることはないだろう。メンバー構成を見ると、センターバックにセレッソ大阪から移籍してきた上本が入り、左サイドバックのパクチュソンがコンディション不良により、田村が出場している。梁勇基が怪我で離脱しており、太田と関口が両翼に入っている。前線に並ぶのは、新加入のウイルソンと赤嶺だ。ウイルソンという新外国人は強烈な特徴を持っている選手ではないが、ポストワークが上手く、仙台の選手らしく献身的に守備をしてくる。そして仙台の軸になっているのは、ボランチに並ぶ角田と富田になる。この2人を中心に、チーム全体が高い守備意識を持って試合に臨んでくる。

昨シーズンは少し引いた守り方をしていたが、今シーズンは前線からアグレッシブにプレスを掛けていくというやり方を採ろうとしているようだ。なかなか、守備のところで破綻をするような印象はない。システム的には同じ4-4-2を採用するチームではあるが、リーグ戦で戦ったばかりの柏とはまったく異なった戦い方をしてくるチームだと言える。ディフェンスに穴を見つけづらいチームであるだけに、我慢比べのような試合になる可能性が十分ある。

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