【FUKUDA’S EYE】J1第32節・ベガルタ仙台戦プレビュー(2011/11/18)

固い守備力で安定した戦いを続ける仙台

仙台は、夏場に少し失速したが、ここにきて調子を取り戻し勝ち点を積み上げてきている。ACL出場の可能性がある4位以内を目指し、非常に高いモチベーションで戦えていると思う。彼らの戦いを特徴付けているのは、何と言っても堅守速攻の部分だ。一番は守備の安定感にあり、それは数字にも現れている(31試合・24失点。1試合平均0.77失点)。

守っているだけなどと言われることもあるかも知れないが、シーズンを通してこの数字を出していることは、非常に高く評価されるべきことだと思う。チームとしての方向性を、監督、選手、スタッフ、そしてサポーターも、迷い無くやれていることの証明だと思うし、チームとしての一体感は強い。それを考えると、仙台はJリーグの中で、勝ち点3を奪うことが最も難しいチームと言えるだろう。逆のことを言えば、得点数も少ないから、勝つことは難しくとも勝ち点1を奪うことは、そこまで難しい作業にはならない、ということも言える。(31節終了時で、13勝13分5敗。5敗は名古屋と並びリーグ最小)

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